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ミグノンってどんな団体? 〜その3〜【穴澤賢の犬のはなし】

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Vol.41 ミグノンってどんな団体? 〜その3〜

東京都動物愛護相談センターから犬や猫、うさぎまで受け入れ新たな飼い主を探す活動をしている「一般社団法人 ランコントレ・ミグノン」。前回は団体の代表である友森玲子さんに団体ができるまでのお話を伺いました。今回は、保護活動を行うスタンスについてお聞きします。

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写真右より、一般社団法人 動物愛護団体 Rencontrer Mignon代表友森玲子さん、穴澤
東京・渋谷ヒカリエで2013年11月29日(金)〜12月8日(日)まで開催されていた『mignon写真展』会場にて取材をしました
穴澤:犬猫の殺処分の問題って、どこかで折り合いをつけながらやらないとしんどいと思うんです。あと、愛護団体の人が施設に収容された犬猫を救いたいと思って活動しているのはいいのですが、実際にその犬や猫を引き取る人が「救ってあげたい」と思うのはちょっと違うんじゃないかと思うんです。

友森:私もそう思います。かわいそうだからじゃなくて「やったー!このこが来てくれて楽しい!」と思ってくれる人に引き取っていただきたいです。

穴澤:かわいそうだからもらってあげるというのは、なんかね。同情で犬や猫を飼うのは違うような気がして。

友森:病気だろうが年だろうが、その犬や猫に魅力を感じたのなら、きっと楽しく暮らせると思います。

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穴澤:僕は中途半端な同情をかけるくらいなら、一切かけないほうがいいと常々思っているんです。前に飼っていた富士丸も、今いる大吉も、同情からもらったわけじゃないですから。「こいつが来てくれてよかったぁ」と心底思っていますし。だからこの手の話を悲壮感たっぷりに語るのがあまり好きじゃないんです。

友森:私もそう思っていて、その違和感をどこかで感じながらやっています。必ずしも「かわいそうな犬や猫たちをどうか救ってあげてください」という気持ちではないですね。

穴澤:そういう悲惨な現実があるのは事実だし、なんとかしないといけないけど「かわいそうだから」が前面に出ていると僕はちょっと引いてしまうんです。

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友森:そうですね。なのでボランティア活動も趣味的に楽しくやるのがミグノンとしての理想的なスタイルです。もちろん殺処分がゼロになってほしいと思います。でもそれは理想論であって、まずは自分にできる目の前のことを無理のない範囲でやっていったほうがいいというスタンスです。

穴澤:そのあたり、ミグノンはいい温度ですよね。

友森:私、根を詰められない性格なので、もちろん殺処分はゼロになってほしいんですけど、ゼロにならないから私たちには能力がないとか人間は役立たずだと思わず、保護をして出会った一頭や一匹がすごく良いこで、いい家族が見つかったとか、目先のことでも楽しみや喜びを見つけながらやっていくのがいいと思っています。

穴澤:こんなこというと語弊があるのかもしれませんけど、人間社会の殺人事件がゼロにならないのに、犬猫の殺処分がゼロになるわけないと僕は思っているんですよ。

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友森:私と一緒だ。

穴澤:ただ現状では犬や猫を飼うときにペットショップで買うことしか知らない人がかなり多いから、そこを変えるだけでグッと減るとは思うんですが。

友森:減るでしょうね。私、この団体を登録したときに勘違いをしていて「行政が怠慢だから殺処分が減らないんだ」と思っていました。ですが実際に保護施設の人と話したら少しでも処分を減らすためにすごい熱意で頑張っていて、それまでの考えが改まったんです。

穴澤:そうですよね。僕も熊本県動物愛護センターや宮城・仙台の動物愛護センターに行ったことがあるんですが、皆さんすごい頑張ってました。

友森:たとえば全国的に離乳前の子猫の処分数が一番多いんです。その子猫たちの殺処分を減らせないかと職員さんに相談したところ、子猫が保護されたら連絡していただけるようになって。引き取りに行くのは仕事を終えてからなので夜遅くなってしまうのですが「いいよ、待ってるから」と到着を待っていてくれたり。だから行政と民間でお互い意見を出し合って協力していくべきだと思います。

穴澤:ところでミグノンでは、通常どのくらいの犬猫を保護しているんですか?

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友森:中野新橋に犬シェルター、同じく中野の鷺宮に猫シェルターがあるのですが、それらの施設と一時預かりボランティアさんのところにいるのを合わせて120頭くらいですね。そのうち、一時預かりボランティアさんにいるのは、半分の60頭くらいでしょうか。

穴澤:ボランティアは常に募集しているんですか?

友森:一時預かりボランティアさんは随時募集しています。あとは犬シェルターで散歩をしてくれるボランティアさん、猫シェルターのお掃除をしてくれるボランティアさんも募集しています。寄付も受け付けています。

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穴澤:カレンダーもあるんですよね?

友森:はい(笑)。毎年12月に作ってスタッフから怒られているんですが、2014年版は壁掛けと卓上の2種類があります。

穴澤:読者の皆さん、ボランティアとカレンダー、どうぞよろしくお願いいたします(笑)。あと今回、ミグノンのスタンスを伺っていて、ぜひ実際の現場を見たいと思いました。今度また改めて取材させてもらってもいいでしょうか。

友森:もちろん、ぜひ。

穴澤:では、また近いうちに行かせていただきます。今回はありがとうございました。

団体紹介
一般社団法人 動物愛護団体 Rencontrer Mignon(ランコントレ・ミグノン)
捨てられた動物を保護し、新しい飼い主さんを見つける活動をしています。

HP: http://rencontrer-mignon.org/

Facebook: https://www.facebook.com/rencontrermignon2

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