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いぬねこなかまフェス2014レポート【穴澤賢の犬のはなし】

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いぬねこなかまフェス2014レポート

この連載でも登場していただいた『ミグノンプラン』の友森さんが2014年9月16日にイベントを行った。タイトルは「いぬねこなかまフェス」、場所は東京・渋谷公会堂。はたしてどんなイベントだったのか? 終わってから2カ月以上経っているけれども、今更ながらレポートでも。

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イベントからさかのぼること数日前、同じく以前ここで紹介した『Happy Music Festa』の実行委員の一人から「友森さんにはいつも協力してもらっているから、手伝いに行かない?」とメールが届く。必要ないのに手伝いに行っても仕方ないと、直接友森さんに「人手って、足りてます?」とメールしてみたらすぐに「もちろん足りていません」との返事が。そんなわけで、私も当日会場に向かったのだった。

午後2時すぎに会場に到着すると、びっくりするほど人がいない。ふつう、こういうイベントはたくさんのスタッフが運営に関わっているものだが、閑散としている。かろうじてステージまわりで音響チェックが行われているものの、スタッフらしき人が見あたらない。Happy Music Festaのメンバーと合流して、ひとまずパネルなど会場の飾り付けをはじめる。

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写真左より、糸井重里さん、友森玲子さん、町田康さん、浅田美代子さん、渡辺眞子さんのトークセッション

スタッフや友森さんたちはどこにいるんだろうと思ったら、なんと2階で少ない人数総出でチラシの折り込みをしていた。しかも何か入れ忘れがあったらしく「この袋に、このチラシを差し込んで!」などとやっている。大丈夫かいなと思いつつ、慌ててそっちも手伝うことに。

そうやってバタバタしているうちに、あっという間に開場の時間に。友森さんのやることに関して、いつもながら不思議に思うのはなんとかなってしまうところだ。オープングで登場した糸井重里さんも「最初はイベントなんかやめたほうがいいと反対したんだけど、やるっていうから仕方なく協力したんだよ」みたいなことを言っていたが、結局そういう人が集まってどうにか形になるところがすごい。

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芸人の椿鬼奴さん

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西山ゆうこ先生のセミナー「動物愛護ってなに?アメリカの場合」

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水越美奈先生のセミナー「動物行動学について」

さて、イベント本番はというと、椿鬼奴さんがライブでどかーんと盛りあげたあとに、アメリカで動物福祉に関わってきた西山ゆう子さんや動物行動学の水越美奈さんによるパネルを使ったお話がまずあって、なぜかちょっとしたフォーラムのような雰囲気に。ただ、堅苦しさはなく、会場にいる人が「なるほどそうなんだぁ」という感じで頷いたりしていた。

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歌手のakikoさん

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清水ミチコさん(写真左)の歌う「いぬのおまわりさん」に合わせてイラストレーターの和田誠さん(写真右)が絵を描くライブドローイング

第二部は坂本美雨さん、akikoさん、清水ミチコさんらのステージが続いたのだが、ただ出てきて歌を歌うのではなく、みなさん犬や猫について自分の考えを述べられていて、さらには途中ではトークセッションなどもあり、来た人に趣旨がきちんと伝わるイベントだったのではないかと感じた(個人的にはakikoさんのステージが素晴らしかった。帰ってすぐCDを買ったほどに)。

明るく伝える「大切なこと」

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最後には出演者全員がステージにあがり、作家の町田康さんの「名前の歌」をミグノンで保護している動物たちの名前にした替え歌で締め。「つぼやき」といった個性的な犬や猫の名前を羅列しているだけなのに、なぜかグッと来てしまう曲だった(歌われる名前にリンクして実際の犬や猫の画像が映り変わるのは相当大変な作業だったと思うが、それもおそらく人力でなんとかなっていたからすごい!)

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来た人を見ていると、年齢層は比較的高めで圧倒的に女性が多かったようだったが、男性もちらほらいた。多くの人は『ほぼ日』などでこのイベントを知った人たちなのだろうか。リアクションから察すると、犬や猫の殺処分の問題はそれほど詳しく知らない人も多かったのではなかと思う。自分自身についても、動物愛護週間が9月20日からはじまるということをこのイベントで知って「そうなんだ」と思ったくらいだったので。

この連載を読んでくれている人もそうだが、犬や猫が好きな人に向かって殺処分のことを話したって、あまり意味はないのではないかと思ったりもする。なぜなら、そういう人は犬猫を捨てたりしない人たちのはずだし、保健所の問題だって、新しい飼い主さん探しのことだって、何気なく耳に入ってきて知っているから。

本当に伝えたいのは、そういう情報に触れたことがなく、犬や猫をただ「かわいい!」という人で(それはそれでそこで終わっていればいいのだが)、そんな人が無責任に衝動買いしてしまったりするから保健所が賑わってしまうのだ。

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そういう意味で、音楽を通じたこういうイベントで多くの人にまず知ってもらうことは、とても意義のあることだと思う(Happy Music Festaも同じ趣旨)。そんな固いことは抜きにしても、友森さんはイベントがとても楽しかったようで、おそろしい?ことに来年もまたやりたいと今からいろいろ考えているらしい。次はみなさんもぜひ。以上、レポートになっていないレポートでした。

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シンガーソングライターの畠山美由紀さん

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声優の恒松あゆみさん

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シンガーソングライターの坂本美雨さん

写真提供:©山内信也

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