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八ヶ岳に土地を〜その10【穴澤賢の犬のはなし】
八ヶ岳に土地を〜その10
ようやく手に入れた八ヶ岳の土地。そして、築40年の山小屋。ドッグランより先にやるべきことがあった。
八ヶ岳に300坪ほどの土地と、老朽化は進んでいるが山小屋まで手に入れ、念願の、というかほとんど夢だった「別荘ライフ」がはじまった。とはいえ、やることが多すぎて、当分はゆっくり遊んだりする時間はなさそうだ。
まずは前のオーナーの荷物をほぼすべて運び出し、寝泊まりできる最低限の寝具などを運び込んだ。さらに次の週末に、生い茂った草木を草刈り機で刈り取り、囲いはまだないが仮のドッグランも作った。だがこのように毎週末に目一杯「労働」をしていると疲労が蓄積する。
特に私はふだんデスクワークでペンより重たいモノは持たない生活をしているので(実際にはペンすら持たずキーボードで書いているが)、突然引っ越し業者のように重い荷物を運んだり、やったこともない草刈り機で作業したりすると、ヘトヘトだ。しかも、鎌倉から八ヶ岳まで片道3時間近くの運転もある。
最初は仕方なかったが、そんなことを続けていると体が持たないので、ひとまず泊まれるようになったのなら、あとはのんびり少しずつやれることからやっていく方針に切り替えた。そこでまず急ぐべきはテラスの塗装だった。
テラスは前オーナーがペンキを塗っていたのだが、月日が経ってそれが剥がれてきている。移住アドバイザーの友枝さん曰く、こういう箇所は本来オイルステンを塗らないといけないらしい。でないと、ペンキが剥がれた隙間から雨水が染み込んで木が腐ってしまう。まだテラスは屋根があるのでかろうじて持っているが、急がないと外の階段のように朽ち果ててしまう可能性があるとのこと。
それを防ぐには、まず今の塗装をできるだけ剥がして、新たにオイルステンを塗る必要があるという。というわけで早速、ホームセンターで電動サンダー(木材・金属の研磨・塗装はがし・サビ落としなどに使用される携帯式電動工具)を買ってきて、地道に塗装をはがしていく。やってみると、これがかなり大変。
テラスが広いなのはありがたいのだが、面積が広い分時間がかかる。1日では半分ほどしか作業できず、乾かす時間を考えると2週に渡って作業することにした。途中で休み休み、大福たちとも遊んだりしつつ。塗装がハゲたら、拭き掃除をして、オイルステンを塗っていく。
塗装をはぐ作業はしんどいが、正直、塗る作業はめっちゃ楽しい。翌週にもう半分仕上げて、ひとまず完了。
と、思ったらテラスの外側が残っていた……。まだまだ先は長いが、こういう休日も悪くない。
※次回の更新は10/10(火)となります
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