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犬と快適に過ごす山小屋を目指して〜その2【穴澤賢の犬のはなし】

先代犬の「富士丸」と犬との暮らしと別れを経験したライターの穴澤賢が、
数年を経て現在は「大吉」と「福助」(どちらもミックス)との暮らしで
感じた何気ないことを語ります。

2020年末頃から始めている山の補修作業、構造や強度に関わるところは大工さんに任せているが、それ以外はできるだけ自分たちでやることにしている。それがやってみると結構大変なのだ。

柱や梁をいい感じにしたい

そのひとつが、天井や壁をはがしたことであらわになった柱や梁だ。雨漏りしていたからシミがあるし、何の加工もされていない材木だから、見た目も悪い。このままでも支障はないのだが、できればもうちょっといい感じにしておきたい。
ただ、塗装するにしても、ワックスを塗り込むにしても、このままでは毛羽立っていて塗れないからまずは下地処理をする必要がある。
なので、電動サンダーをかけていく。こうするだけで、木目がきれいに出てきた。
下地処理ができたら、ワックスを塗り込んでいく。するとこんな感じになる。
断然この方がいいと思うのだが、梁が終われば柱も手すりもやらなければならない。

やることが多すぎる

さらに1階の元和室もある。やる面積が大きすぎる。こんなことは犬たちには関係ないが、やはり私も快適に過ごせる山小屋にしたい。
ちなみに以前の床はこのような感じだった。
それを全面滑りにくい無垢のフローリングに張り替えてもらった。
そして以前のリビングと和室はこんな感じだったのが、
現段階ではこんな感じになっている。サンダーをかけてワックスを塗るのがいつ終わるか分からないが、大福が外で遊んでいる間、地道に頑張るしかない。いつ終わるのか、まったく目処が立っていない。先が長すぎる。本当にできるのか。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。
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