穴澤賢の犬のはなし
犬と暮らすのは楽しいけれど、笑ってばかりもいられない。ちゃんと考えないといけないこともたくさんある。ライターの穴澤賢が愛犬の大吉&福助との暮らしを通じて思ったこと、様々な犬にまつわる取り組みや話題のスポットなど、広く犬のことについて取り上げます。毎月第2・第4月曜日更新
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「諦める派」と最後まで「抵抗する派」【穴澤賢の犬のはなし】
【連載 穴澤賢の犬のはなし】前回、『単語派?それとも文章派?』という話を書いたが、それ以外でも大福で違うことがある。
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単語派?それとも文章派?【穴澤賢の犬のはなし】
以前から感じているが、犬には2つのタイプがあると思う。1つは「単語派」で、もう1つは「文章派」だ。もちろん、犬が話すわけではない。
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久しぶりの大福のお出かけが【穴澤賢の犬のはなし】
外出自粛のため、日々の散歩以外では久しく遊びに行ったりしてないが、出かける支度をしていると大吉が何やら感づいたもよう。
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残念な大福の連休【穴澤賢の犬のはなし】
緊急事態宣言が出ているので、この連休はどこへも行かず、ずっと家にいた。もちろん朝夕の散歩は変わらず行くが、それ以外で遊びに行くこともなく、ひたすら家でだらだら(私は仕事部屋でだらだら仕事)。きっと似たような人も多かったのではないだろうか。
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検証、大福の距離感【穴澤賢の犬のはなし 】
犬と暮らしている人に「うちは見送りもお出迎えもしてくれないよ」と言うと、よく驚かれる。出かけるときは「置いていくの?」という顔をしたり、帰宅するとしっぽふりふりで喜んだりする犬が一般的らしい。何となく知っている。が、大福はしない。
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わが家の近況【穴澤賢の犬のはなし】
収まるどころか新型コロナウイルスの影響がさらに深刻になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。在宅勤務になったり、臨時休業で家にいる時間が増えたりした人も多いのではいかと。犬や猫と暮らしている人は、喜ばれたり、逆に「なんでずっと家にいるの?」と不審がられたりしているのではないだろうか。
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新型コロナウイルスと犬猫などの情報【穴澤賢の犬のはなし】
新型コロナウイルスの感染拡大が、前回の記事から1週間で状況は更に深刻になっている。この連載はだいたい書いた翌週に公開されるので、来週はさらに悪化しているかもしれない。もはやお気楽なことを書いている場合ではなくなってきた。
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諦めていた雪が【穴澤賢の犬のはなし】
少し前に『雪を心待ちにする48歳』で書いたが、その時点で2月だったからもう今シーズンは雪遊びできないだろうと半ば諦めていた。予想通り、それからはどんどん暖かくなっていった。
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<特別編> 夢の実現と予想外のアクシデント(3)【穴澤賢の犬のはなし】
「いぬのきもち WEB MAGAZINE」の連載『穴澤賢の犬のはなし』から記事を抜粋し書籍化された『犬の笑顔が見たいから』(世界文化社刊)が発売されました。 この書籍では、穴澤賢さんの夢であった「山の家」を手に入れて環境を整えるための話が収録されています。そしてもう1つ、山の家での生活が始まった2018年3月に穴澤賢さんは生命に関わる大きな事故に遭遇しました。 一時は命さえも危ぶまれたこの事故と、その後の奇跡的な復活、愛犬と再会したエピソードを、書籍『犬の笑顔が見たいから』より抜粋して3回にわたってお届けします。
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<特別編> 夢の実現と予想外のアクシデント(2)【穴澤賢の犬のはなし】
「いぬのきもち WEB MAGAZINE」の連載『穴澤賢の犬のはなし』から記事を抜粋し書籍化された『犬の笑顔が見たいから』(世界文化社刊)が発売されました。 この書籍では、穴澤賢さんの夢であった「山の家」を手に入れて環境を整えるための話が収録されています。そしてもう1つ、山の家での生活が始まった2018年3月に穴澤賢さんは生命に関わる大きな事故に遭遇しました。 一時は命さえも危ぶまれたこの事故と、その後の奇跡的な復活、愛犬と再会したエピソードを、書籍『犬の笑顔が見たいから』より抜粋して3回にわたってお届けします。
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<特別編> 夢の実現と予想外のアクシデント(1)【穴澤賢の犬のはなし】
「いぬのきもち WEB MAGAZINE」の連載『穴澤賢の犬のはなし』から記事を抜粋し書籍化された『犬の笑顔が見たいから』(世界文化社刊)が発売されました。 この書籍では、穴澤賢さんの夢であった「山の家」を手に入れて環境を整えるための話が収録されています。そしてもう1つ、山の家での生活が始まった2018年3月に穴澤賢さんは生命に関わる大きな事故に遭遇しました。 一時は命さえも危ぶまれたこの事故と、その後の奇跡的な復活、愛犬と再会したエピソードを、書籍『犬の笑顔が見たいから』より抜粋して3回にわたってお届けします。
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『犬の笑顔が見たいから』裏話その2【穴澤賢の犬のはなし】
前回『犬の笑顔が見たいから』の編集裏話を書いたが、今回はその続編というか、書籍で落とした話を書いてみたい。というのは、山の家の内装について。
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書籍「犬の笑顔が見たいから」【穴澤賢の犬のはなし】
少し前に<a href="https://dog.benesse.ne.jp/lovedog/content/?id=62859">お知らせ</a>したようにこの連載が本になるのですが、ようやく完成しました。昨年、秋から加筆修正していたんですが、思っていたより時間がかかってしまいました。なぜそんなに大変だったのか。それにはいくつか理由がありまして。
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雪を心待ちにする48歳【穴澤賢の犬のはなし】
この冬、山の家がある八ヶ岳には何度か雪が降っている。天気予報をチェックして、雪だと知ると「積もるかなぁ」と期待してしまう。しかしなかなかタイミングが合わず、行くとほとんど溶けてしまっている。この前もそうだった。
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福助、6才になる【穴澤賢の犬のはなし】
この前も書いたが、2020年1月11日で福助は6才になった。元ノラなので誕生日は推定だが、保護されたとき生後数カ月の子犬だったから逆算すると、だいたいそんなものだろう。
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車酔いを克服できるか【穴澤賢の犬のはなし】
犬には車酔いするタイプと、しないタイプがいる。大吉は昔から一切車酔いしないが、福助はする方だ。車酔いすると、人と同じように吐く。実は富士丸も車酔いするタイプで、出かけるときはウキウキした顔をして車に乗るのだが、しばらくするとオエオエ吐いていた。
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霧氷の世界【穴澤賢の犬のはなし】
先週末は、久しぶりに山の家に行ってきた。原村周辺は少し前に雪が積もったらしいから、密かに期待していた。いつものように、渋滞を避けるため金曜の仕事が終わってから出発し、夜遅くに山の家に到着した。
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本当にやりたいことは何か【穴澤賢の犬のはなし】
人にはそれぞれ「天職」というものがあるという。自分の性分に合った職業で、本当にやりたいことがたまたま仕事になっている。そのため、いくら大変でも苦にならず、むしろ楽しくやりがいを感じたり、時間を忘れて没頭できたり、迷いや不安もなくなったりするらしい。
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この連載が本になります【穴澤賢の犬のはなし】
この連載を1冊にまとめた『また、犬と暮らして。』が出版されたのが2016年2月でしたが、この度、その続編が出ることになりました。前作は大吉を迎え、さらに福助が加わる経緯でしたが、それからの3年で色々なことがありました。山の家を手に入れたり、ドッグランを作りに奮闘したり、おまけに階段から落ちて死にかけたり。
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2020年の目標は?【穴澤賢の犬のはなし】
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。さて、今年の目標は立てたでしょうか? 私が昨年立てた目標は「10日間くらい休みをとって何も考えずに大福と旅行をしたい、ときどき釣りでもしながら」でしたが、『四国の旅』に行ったりしたので何とか達成できたかな、釣りはできなかったけど。
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2019年を振り返って【穴澤賢の犬のはなし】
2019年も残りわずかとなりました。これが年内最後の更新になるそうです。そこで今年は何をやっていたっけと振り返ってみると、5月に四国へ旅行に行っている。
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自己中な弟のおかげで【穴澤賢の犬のはなし】
前にも書いたかもしれないが、大吉と福助にオモチャを与えると、必ず繰り広げられる攻防がある。基本的に犬は不公平に敏感なので、毎回1個ではなく、2個用意するようにしている。で、それを渡すとどうなるか。
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自由きままな犬たちを見ていると【穴澤賢の犬のはなし】
このところ、大吉と福助は仕事部屋に来ない。朝、私が仕事部屋に行くと、彼らは寝室へ消える。ベッドの上でがっつり2度寝しているのだろう。それはおそらく気温が関係していると思われる。11月頃から冷え込む日が増えたから、きっと3階の寝室の方が暖かいのだろう。そして1階にある仕事部屋は、ちょっと寒い。
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大吉への懺悔【穴澤賢の犬のはなし】
先週、山の家に行ったときのこと。いつものように渋滞を避けるため金曜日の仕事が終わってから出発したので、夜遅くに到着した。夕食を済ませ早々に寝ていると、夜中3時ごろに「くぅ〜ん」という声で目が覚めた。見ると大吉が目で何かを訴えきたので、ピンときた。夕方、お腹が少しゆるかったが、どうやらもよおしているらしい。
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暑がり犬あるある【穴澤賢の犬のはなし】
先週末、『羊の国のラブラドール絵日記シニア!! 』のマーティンゆうさん主催イベント「犬と暮らすクリエーター展2019@横浜」にゲストで呼んでもらったときのこと。会場には犬連れの方が多くいらして、久しぶりに大型犬たちをワシャワシャなでさせもらったりしていた。その中で、50キロ以上あるレオンベルガーを連れたご夫婦と話していて思い出したことがある。
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犬が皮膚炎になったら、うちでは【穴澤賢の犬のはなし】
大吉が前足ばかり舐めているので、よく見てみると赤くなっている。ちょうど動物病院にフィラリア予防薬をもらいに行くタイミングでもあったため獣医さんに患部の毛をカットして診てもらうと軽い皮膚炎とのこと。はい、エリザベスカラー決定。
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本当のビビリはどっちか【穴澤賢の犬のはなし】
もちろん犬にも個性があり、性格もそれぞれ違うし、固有の苦手分野もある。たとえば大吉は雷と花火が苦手だ。空がゴロゴロ鳴りだしたり、遠くで花火の音が聞こえたりするとブルブル震えだす。幼い頃は平気だったのに、2歳くらいから突然怖がりはじめた。富士丸もそうだったが、雷や花火を嫌がる犬はなぜか多い。
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驚くべき福助の記憶力【穴澤賢の犬のはなし】
犬と暮らす人は実感していると思うが、犬も人を覚える。初対面の人には少し緊張していても、何度か会っているうちに打ち解けてくる。フレンドリーさに個体差はあるが、「あ、どうもはじめまして」から「やぁ、久しぶり!」へと態度が変わっていく。もちろんいつまでもよそよそしい犬もいるが、覚えているのかどうかは近くで見ている人にはわかると思う。
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台風でも犬の散歩…【穴澤賢の犬のはなし】
少し前に、大型で非常に強い台風19号が日本列島を通過した。上陸する前からこれだけ巨大な台風は30年ぶりだとか観測史上初だと報道されていたので、外出を控えたり、家の周りに置いてあるものを中に入れたりして備えていた。けれども、夕方の散歩には行かねばならない。
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「10年目を迎えて」【穴澤賢の犬のはなし】
2009年10月1日に富士丸が突然いなくなってから、10年が経った。もう10年か、というのが正直な感覚で、遠い昔なのか近いのかも分からない。でもあの日のことは鮮明に覚えているし、富士丸への想いは変わることなく今もある。あの頃、38歳だったのか。おっさんになったもんだ。
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「いぬのここが好き!(穴澤家の場合)」【穴澤賢の犬のはなし】
編集部から11/1の「犬の日」にちなんだ企画があるので「犬のここが好き」というテーマで書いてくれませんかと依頼された。そんなわけで、愛犬自慢みたいになってしまうが私が日々感じている大吉と福助の「ここが好き」という箇所をならべてみよう。
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犬と八ヶ岳に行くなら【穴澤賢の犬のはなし】
この間、山の家に行ったときのこと。以前書いたご近所さんから、近くの牧場がソフトクリームを始めたと聞く。さらにランチカレーもあるという。屋外席で犬はOKというので、行ってみることに。
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この連載が救いに?【穴澤賢の犬のはなし】
少し前、あるイベント会場で長年に渡りブログやこの連載を読んでくださっているという女性と話す機会があった。そんな長いことありがとうございますと雑談していたときのこと。数年前、その方が犬を飼いはじめた頃に、犬が言うことを聞いてくれないことにすごく悩み、色々調べている中でこの連載を見つけて救われたという。
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抜け毛掃除のありがたみ【穴澤賢の犬のはなし】
わが家では、犬は家で洗うことにしている。先代犬の富士丸もそうだった。トリミングサロンに連れて行き、洗い終わった頃に迎えに行くのが面倒だからと家で洗っているうちに、もう慣れてしまった。
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朝になっても起きない犬たち【穴澤賢の犬のはなし】
犬と暮らす者の朝は早い。特に夏は気を使う。なぜなら、7時にはもう暑くなるからだ。人間でも歩くと汗ばむほどだから、犬にとっては地獄だろう。そのため6時には起きて、暑くなる前に散歩に行かなくてはならない。
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完結していなかったドッグラン【穴澤賢の犬のはなし】
少し前、「プライベートドッグランの歩み」に完結編と書いたが、全然終わっていなかった。すぐに雑草が生えてくるのだ。拡張した部分が顕著で、広げた部分がわかるほどそこだけ雑草がムクムク育ってくる。2週間前に草刈りしたばかりなのに、こんな状態。
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もうあんなに悲しい思いはしたくない【穴澤賢の犬のはなし】
フリーランスのライターをやりつつ、気がつけば小さいながら会社を経営するようになったものの、自慢ではないが経営については無知すぎる。これではいかん、という自覚は一応あるので、たまに勉強になりそうなセミナーを見つけると参加することがある。今回はそんなセミナーで出会った、ある人の話だ。
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末っコ犬はみんなそうなのか?【穴澤賢の犬のはなし】
気がつけば、福助はもう5才になっている。わが家に来たときは、トラウマを抱えた怯えた子犬で、克服したと思ったら大型犬の先住犬・富士丸をも上回る破壊活動を繰り返し、それが治まってからはただの能天気な男になったが、大人になったかというとそんなことはない。
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大吉に浮かぶ先代犬・富士丸の面影【穴澤賢の犬のはなし】
8月17日で、大吉が8才になった。これで、7才半という短命で突然いなくなった富士丸を越えたことになる。これは本当に嬉しいことだ。そんな大袈裟なと思うかもしれないが、帰宅したら朝まで元気だった富士丸が亡くなっていたあの日ことは相当なトラウマになっていて、今でも出かけるときは心のどこかに不安がある。そんな心配をよそに8才を迎えてくれたことが嬉しい。あれが2009年10月1日のことだから、もうすぐ10年になるのか。
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「犬旅」山中湖に行ってきた【穴澤賢の犬のはなし】
少し前、大福と山中湖に行ってきた。10年くらい前は犬と旅をするとなると宿を探すのが大変だったが、近年は犬OKの宿が増えてきた。さらには犬連れに特化した宿もあり、施設も充実しているので嬉しい限り。