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オーストラリアン・シェパードの特徴・性格・飼い方

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立派な体つきと優れた運動神経。持ち前の賢さで、大規模な羊の群れを率いる役割をしていたオーストラリアン・シェパード。温厚で優しいといわれるところも人気の秘密のよう。そんなオーストラリアン・シェパードの特徴や性格、歴史や飼い方についてご紹介します。

オーストラリアン・シェパードの特徴・魅力 

オーストラリアという名前とはうらはらに、アメリカ・カリフォルニアを原産とするオーストラリアン・シェパード。とても忠実で飼い主さんを喜ばせることが大好きなその性格から、「飼い主の望んでいることを第6感で察することができる犬」ともいわれています。羊だけでなくさまざまな家畜を管理できる能力を持ち合わせており、近年はその順応性と多才さから、競技犬、介助犬、救助犬などさまざま分野で活躍しています。

オーストラリアン・シェパードの歴史

オーストラリアン・シェパードの祖先は、かつて羊の群れを管理するためにオーストラリアに移住した農民が連れてきたピレニアン・シープドッグといわれています。この犬がオーストラリアで各種のコリーとかけ合わされて生まれた犬が、羊飼いによってアメリカ・カリフォルニア州に持ち込まれました。カリフォルニアの農民は、この犬をオーストラリア原産であると誤解して、オージー・シープドッグと呼んでいました。実はアメリカ産の犬なのにオーストラリアン・シェパードという正式名がついたのはこのためと言われています。こうして1世紀以上にわたってアメリカで牧羊犬として愛されてきました。

オーストラリアン・シェパードの外見上の特徴

体高※オス51~58cm、メス46~53㎝。体高と体長※の比は、体長がやや長くなります。体重16~32kg。中型でがっしりした体格をしており、ブルーマールといわれる黒い斑点とグレーの配色、ブラック、レッドマール、レッドなどユニークなマーキングの毛色が特徴です。毛色の組み合わせや模様の入り方はとてもバラエティに富んでいて、同じものは2頭といないともいわれています。ウェーブのかかった剛毛のコートと密生したアンダーコートからなり、フサフサでゴージャスな被毛が首まわりを覆っています。また、極端に短い尾、透き通った水色など薄い目の色も特徴の1つです。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

オーストラリアン・シェパードの性格

性格は温厚で優しく、飼い主にも忠実です。活動的で遊び好き、保護本能に富み愛情深いので、家族としていっしょに暮らすのにも適しているでしょう。広大な農場で羊の群れを扱うことに長けていただけあって、的確な判断力と疲れ知らずのスタミナ、いかなる天候のなかでも任務を遂行できるタフさがあります。興奮性の強い性質の犬は、このタフさをもって興奮しますので注意が必要です。

オーストラリアン・シェパードを飼うのに向いている人 

オーストラリアン・シェパードは遊ぶことが大好きで活発な犬種。毎日のお散歩だけでなく、ボール投げの相手をしたり、ドッグスポーツに挑戦したりと愛犬と一緒に体を動かすことが好きな飼い主さんに向いています。賢いのでルールやしつけなどの飲み込みも早いですが、十分な運動をさせず、ひとりぼっちの時間が長くなると、欲求不満や運動不足などのストレスがたまり、吠えや攻撃行動といった問題が目立つ犬になってしまうので注意が必要です。

オーストラリアン・シェパードの飼い方

駆け足などを兼ねた散歩や十分な運動を毎日欠かさずに行いましょう。牧羊犬として活躍してきたこともあり、「頭や体を使って何かをなしとげたい」という達成意欲が高い犬種。ドッグランなどノーリードで走り回れる環境でのフリスビーやボール遊び、フライングディスクなどを使った遊びが最適です。また、従順で賢く、飼い主さんに応えることに生きがいを感じます。教えればなんでもできるので、アジリティやドッグダンスなど、トレーニングのやりがいがある遊びもおすすめです。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

オーストラリアン・シェパードのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境

飼育している環境の中で入ってほしくない場所には、頑丈な仕切りなどを設置して侵入を防ぎ事故を予防しましょう。噛んで命に関わる電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。また、毛が豊富なため、熱中症への配慮は非常に重要になります。対策としては冷房機器が整備された飼育環境で、常に水が飲めるようにしておきましょう。牧羊犬をルーツに持つため、走り去る人、自転車、バイクなどを衝動的に追い立てたり、吠えたり、噛んだりすることがあります。庭に放せる環境を用意する際は、この点に十分配慮した環境設定が必要となります。

オーストラリアン・シェパードの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「大型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

オーストラリアン・シェパードのお手入れ・トリミング

短毛で密集した下毛(アンダーコート)と、真っすぐで粗く長い上毛(オーバーコート)の二層の毛に被われています。抜け毛が抜け落ちずに体に残っていると皮膚の通気が悪くなるので、換毛期などはとくに、毎日欠かさずブラッシングをしましょう。胸の飾り毛の部分はもつれやすいので、毛の流れに沿ってブラシをかけ、毛玉ができてしまったら無理に引っ張らずにクシなどで少しずつほぐしていきましょう。シャンプーは月に1、2回は行います。シャンプー後、生乾きのまま放っておくと被毛がもつれて蒸れ、皮膚病の原因にもなるので、必ずドライヤーを使ってしっかりと乾かすようにしましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

オーストラリアン・シェパードが気をつけたい病気・寿命

・先天性で見られ、網膜剥離や眼房内出血を起こす「コリーアイ」
・脳炎や脳腫瘍など脳の異常が原因でおこる「てんかん」
・目の水晶体の一部や全体が白く混濁する「白内障」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 2
初心者向き 2
友好的   3
お手入れのしやすさ 3
訓練のしやすさ 4

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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