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チベタン・マスティフの特徴・性格・飼い方

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「○○・マスティフ」と名のつく犬が各国にいます。なかでもチベタン・マスティフは、その基礎となった犬ともいわれる歴史ある犬種。迫力のある超大型犬は希少種でもあり、保有は富の象徴といわれることも。そんなチベタン・マスティフの特徴や性格、歴史や飼い方、気を付けたい病気について、ご紹介します。

チベタン・マスティフの特徴・魅力 

チベタン・マスティフは体が大きい犬ですが、チベットの僧院で飼育されていただけあって、思慮深い表情が独特の魅力となっています。骨太で筋肉質な体型ですが、性格は温和できさく、飼い主さんにも忠実です。近年、中国で富裕層による保持・飼育が流行し1頭数億円の高値で取引された時期もありました。

チベタン・マスティフの歴史 

アリストテレスから、マルコ・ポーロまで様々な文書において、チベタン・マスティフの存在は記述されています。このことは、非常に古くからこの犬が独特の存在感をもって生存していたことの表れです。ヒマラヤの遊牧民の家畜を守ったり、チベットの僧院の護衛犬をしたり、その巨大な体格から軍用犬としても活躍していたといいます。19世紀に、英国のヴィクトリア女王に贈られてから、ヨーロッパに定着したといわれます。チベタン・マスティフが、すべてのマスティフ系犬種の基礎になったという説もあります。

チベタン・マスティフの外見上の特徴 

体高※61~66cm以上。体重64~82kg。幅の広い、がっしりとした頭部、骨太なボディ、大型犬のなかでも特に大きく、個体によっては100㎏超も。大型なものほど活動性は低くなりますが、存在感は増します。その外見に似合わず、穏やかな性格です。被毛の長いタイプは、「犬獅子頭型」とも呼ばれ、まるでライオンのようです。被毛は長くてまっすぐなオーバーコートと、厚く密生したアンダーコートからなるダブルコート。毛色は、リッチブラック、ブラック&タン、ブラウン、さまざまなシェードのゴールド、グレー&ブルー、グレー&ブルー&タンです。
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。

チベタン・マスティフの性格 

チベタン・マスティフは牧畜犬、護衛犬であった名残から、独立心と防衛本能が強く、自らのテリトリーへの他人の侵入に対して生まれながらに番犬としての振る舞いをみせます。基本的には勇敢で物怖じしない頼もしい犬ですが、最近では、さらに温和な傾向が強いよう。ただやはり巨大な体なので幼犬期からきちんとしつけをする必要があるでしょう。

チベタン・マスティフを飼うのに向いている人 

超大型犬を安全に飼育できる十分な敷地と、大型犬のコントロール能力を持っている人に向いています。食費の他に、超大型犬ですので医療費や老犬介護費などの費用が発生したときには、かなり費用がかかりますので飼主の経済事情も考慮に入れなければいけません。
動物病院やペットサロンも含めたお出かけでは、自家用車が必須です。

チベタン・マスティフの飼い方

超大型犬ですので、子犬の時の飼い方は非常に気を使います。成長スピードの速さ、成長期間の長さ、完成していない骨格への体重や運動の負荷、自分より小さい犬に対する振舞い方、トイレ・トレーニング等、日本で流行している小型犬とは、かなり事情の違う専門的な知識が必要となります。また、超大型犬として地域社会に迷惑をかけない飼育方法は、お散歩でのオシッコ禁止等、その地域に合った飼い方を飼主が徹底する必要があります。

チベタン・マスティフのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境

チベタン・マスティフは超大型なので、頑丈なケージで飼育する必要性があります。飼育している環境の中で入ってほしくない場所には、頑丈な仕切りなどを設置して侵入を防ぎ事故を予防しましょう。また電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。大型犬のため加齢に伴い筋肉量が落ちると、滑りやすい床の上で重心を安定させることが困難になったり、足首などの関節等に負担をかけることになります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択しましょう。また大きな段差のない環境も理想的です。犬が寝る場所にはクッション性の高い敷物を敷くなどして、肘や関節部の床ずれやタコを予防しましょう。

チベタン・マスティフの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「大型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。チベタン・マスティフは体が巨大なため、ライフステージに合わせた、必要栄養をしっかり把握して管理する必要があります。

チベタン・マスティフのお手入れ 

チベタン・マスティフの被毛のお手入れは、イヌに寝た姿勢になって実施することがオススメです。大型になるほど体重を支える負荷が大きくなるため、寝転んで全身をブラッシングできるようにしておくことで、犬も人も楽にお手入れ出来るようになります。換毛期には、ブラッシングの他に被毛を抜く専用のグルーミング・ツールを使用して、下毛を除去しましょう。

チベタン・マスティフが気をつけたい病気

・股関節の形が先天的に異常な形になっている「股関節形成不全」
・被毛との摩擦によってただれたりする「皮膚炎」
・マラセチア細菌などに感染して発症する「外耳炎」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 1
初心者向き 1
友好的   2
お手入れのしやすさ 1
訓練のしやすさ 1

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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