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ニューファンドランドの特徴・性格・飼い方

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その名の通り、カナダのニューファンドランド島が原産地の超大型犬。日本ではあまり見かけない巨大な犬ですが、温厚で飼いやすいことでも知られます。海難救助の場で活躍する賢い犬、ニューファンドランドの特徴や性格、歴史や飼い方、気を付けたい病気について、ご紹介します。

ニューファンドランドの特徴・魅力 

ニューファンドランドは、日本では希少な超大型犬。体は巨大ですが、心はやさしく、人のためになることを積極的にしたい、優れたパートナードッグです。賢くて、しつけもしやすいので、超大型犬を飼育できる環境と金銭的余裕があれば、飼育しやすい犬種でしょう。離れ気味のやさしい瞳がすべてを物語っているような、頼りになる犬種です。

ニューファンドランドの歴史 

今では絶滅してしまったカナダ・ニューファンドランド島の土着犬が祖先。ヨーロッパの漁師が、ニューファンドランド島に来たときに連れてきた犬の血も入っているといわれます。当初は漁師の補助として、綱を引いたり船を引いたりしていたとか。陸の上では、重い荷物を引いたり、猟犬としても重宝していたそう。とくに水が好きで泳ぎが得意なニューファンドランドは、今日フランスでは海難救助の補助犬として活躍しています。

ニューファンドランドの外見上の特徴 

体高※66~71cm。体重54~68kg。たくましい体つき、びっしりと密生した豊かな被毛、四角く大きな顔、小さく離れて窪んだ目、見るからに迫力がある超大型犬です。水の中が得意なだけあって、被毛は防水性に優れた粗く密度がある毛です。毛色は、ブラックが伝統的な色で、ホワイト&ブラック、ブラウンも。ホワイトにブラックの斑のものは「ランドシーア」と呼ばれニューファンドランドと別犬種とする団体もある。ブラウンはチョコレートからブロンズまであります。
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。

ニューファンドランドの性格 

ニューファンドランドは、大らかでやさしく、辛抱強い性格です。昔から、人と共に暮らし働いてきた作業犬なので、人の役に立つことに喜びを感じます。海難救助ができるだけあって、賢く、学習能力も高く、温厚で、他の犬や動物、知らない人にも比較的、警戒心が低いです。しかし、黒色で被毛も豊富なことから表情が観察しにくいときがありますので、うかつに近づくのは避けましょう。

ニューファンドランドを飼うのに向いている人 

ニューファンドランドは、超大型犬なので食費、医療費、老犬介護費などの金銭的負担がクリアできることも条件として飼う主になる人は考慮する必要があるでしょう。犬をしっかりとコントロールできる能力と、社会に迷惑にならないようにしつけ・管理ができる人が飼主として向いています。ニューファンドランドは豊富で硬い被毛なので、寒さには強いのですが、暑さに弱く、エアコンなどで温度管理ができる環境が作れることが飼う絶対条件になる地域もあります。

ニューファンドランドの飼い方 

超大型犬なので基本的にスタミナはあまりありません。毎日2回、朝夕とも20分程散歩ができるといいでしょう。さらにときどき広い場所に連れていき、自由運動をさせてあげられるといいでしょう。とても力が強いので、しつけはできるだけ早い段階からスタートし、社会性を身につけられるまで辛抱強く行いましょう。超大型犬ですので、子犬の時の飼い方は非常に気を使います。成長スピードの速さ、成長期間の長さ、完成していない骨格への体重や運動の負荷、自分より小さいイヌに対する振舞い方、トイレ・トレーニング等、日本で流行している小型犬とは、かなり事情の違う専門的な知識が必要となります。また、超大型犬として地域社会に迷惑をかけない飼育方法は、お散歩でのオシッコ禁止等、その地域に合った飼い方を飼主が徹底する必要があります。

ニューファンドランドのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

室内で自由に動けるようにして、入ってもらいたくない場所には、仕切りなどを設置して事故の予防をしましょう。また、犬が静かに落ち着けたり、眠ることができたりする自分だけの場所として、クレートや大きめのベッドを用意しておくといいでしょう。犬が自由に走れる庭があると理想的です。庭がなければ、定期的にドッグランなどへ行き、自由に走らせる習慣をもつとよいでしょう。また、ニューファンドランドは、よだれが多い傾向があります。室内がよだれで汚れることも覚悟して、日々の掃除でカバーを。被毛が厚くて豊かなぶん暑さに弱いので、一年を通して室内の温度・湿度は犬が快適な程度に保ち、熱中症などにならないよう十分に気をつけましょう。

ニューファンドランドの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「大型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。また、超大型犬なので、食事量は一般の大型犬の2倍くらい必要です。

ニューファンドランドのお手入れ 

ニューファンドランドは、よだれが多い犬種なので、運動や興奮した後、食事や水飲みの後など口元をこまめに拭いて、清潔に保ってあげましょう。被毛のお手入れは、犬に寝た姿勢になって実施することがオススメです。大型になるほど体重を支える負荷が大きくなるため、寝転んで全身をブラッシングできるようにしておくことで、犬も人も楽にお手入れ出来るようになります。換毛期には、ブラッシングの他に被毛を抜く専用のグルーミング・ツールを使用して、下毛を除去しましょう。
超大型犬なので、シャンプーなどはプロの手を借りて、全身のケアをしてあげるといいですね。

ニューファンドランドが気をつけたい病気

・股関節の形が先天的に異常な形になっている「股関節形成不全」
・胃がねじれを起こしてガスや液体がたまる「胃捻転」
・被毛の量が多く暑さに弱いことから気をつけたい「熱中症」
・心臓の筋肉が弱くなり心機能が低下することで、全身に血液を送り出せなくなる「拡張型心筋症」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 2
初心者向き 1
友好的   3
お手入れのしやすさ 2
訓練のしやすさ 3

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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