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グレート・デーンの特徴・性格・飼い方

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体高が高く、均整のとれた体つきが魅力のグレート・デーン。ドイツ生まれの犬種で、14世紀ごろにはイノシシ狩りに徴用されていました。性格は穏やかですが、力の強い大型犬。そんなグレート・デーンの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

グレート・デーンの特徴・魅力

性格が穏やかなグレート・デーンは、従順で自分より小さい犬とも仲よくでき、しつけもしやすい犬種といわれています。ただし、かなり力が強い大型犬なので、子犬のころからしっかりとしつけをすることで、家庭内でいっしょに生活することができます。体高が高く、堂々とした体つきから「犬の中のアポロ神」と呼ばれ、人気を誇っています。

グレート・デーンの歴史 

ドイツ原産のグレート・デーンは、マスティフやグレーハウンド、アイリッシュ・ウルフハウンドなどとの交配によって、1300年ごろには完成されていたと考えられています。14世紀ごろのドイツでは、ボア・ハウンドと呼ばれ、イノシシ狩りで活躍していました。「大きなデンマークの犬」という意味の犬種名がついていますが、ドイツ原産の犬です。ヨーロッパでは「ドイツの犬」を意味する「ドイチェン・ドッゲ」が正式名称になっています。このほか、「ジャーマン・マスティフ」、「ドイッチェ・ドギー」といった別名もあります。現在では世界中のドッグショウで、その存在感ある雄姿を見ることができる有名犬種です。

グレート・デーンの外見上の特徴 

体高※:オス=80cm以上、メス=72cm以上。体高と体長※の長さは等しいです。体重:オス=54kg以上、メス=45kg以上。筋肉質な体に長い首、胸底の深さや発達した肋骨。その均整のとれた体型は、ギリシャ神話に登場する神「アポロ神」と形容されるほどで、この犬種の魅力になっています。子犬のころは大きな手をした愛嬌のある体つきが、成犬になるにつれ、四肢が長くなり、精悍になっていきます。被毛はきわめて短いシングルコートなため、体全体のラインをはっきりと見ることができます。耳先から尻尾の先まで流れるような引き締まったラインは芸術的です。毛色はフォーン&ブリンドル、ハールクイン&ブラック、ブルーの3つの種類があります。フォーン&ブリンドルはブラックマスクが好ましいとされています。
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

グレート・デーンの性格 

超大型で力が強いグレート・デーンですが、性格は穏やかでほかの犬とも仲よくできるといわれています。また寂しがり屋な一面もあり、飼主にべったりで離れることをイヤがる犬もいます。飼い主さんに忠実なのでしつけはしやすいでしょう。幼犬期からしっかりとしつけを行っていれば、家庭犬としても十分いっしょに生活することができます。

グレート・デーンを飼うのに向いている人 

大型犬のグレート・デーンにとっては、室内での運動だけでは運動不足になります。毎日1時間以上、運動も含め犬と関われる人に向きます。力が強いので、それをしつけだけでなく、ある程度の力をもって制御できる体力も、飼い主さんには必要になるでしょう。超大型犬のため食費、医療費、介護費と飼育費用を十分に準備できることも飼主の条件となります。

グレート・デーンの飼い方 

グレート・デーンは穏やかで飼い主さんへの忠誠心が高い性格のため、しつけもしやすいといわれています。ただし、力が大変強いので、他人やほかの動物へ飛びついたりしないよう、指示しつけでコントロールできるのが理想的。毎日の散歩のほか、ドッグランなどで適度な自由運動をさせ、ストレスをためないようにしましょう。また、超大型サイズのため、関節系のトラブルが多い犬種。滑りにくい床材にするなど、室内環境を整えることも大事です。

グレート・デーンのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

グレート・デーンは、室内では比較的穏やかに過ごせるといわれています。とはいえ超大型犬のため、飼育環境はそれなりの広さが必要です。狭すぎる環境ではストレスを溜めたり、安眠できない場合もあるので、広い寝床を用意してあげる必要があるでしょう。運動量が多い犬種なので、犬が自由に歩ける庭があると理想的です。寒さや暑さに弱い大型犬なので、一年を通して室内の温度・湿度は犬が快適な程度に保ち、熱中症などにならないよう十分に気をつけましょう。胃捻転になりやすい犬種なので、食後すぐの運動は避けましょう。また、動物病院に行くときなどは大きな荷台スペースのある車が必要になりますので、飼育環境には車選びも是非考慮に入れましょう。

グレート・デーンの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「大型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

グレート・デーンのお手入れ・トリミング 

グレート・デーンの被毛は極めて短いシングルコート。毎日のお手入れは、固く絞ったタオルで全身を拭くことが基本です。加えてラバーブラシや獣毛ブラシでマッサージをするようにブラッシングをするとよいでしょう。

グレート・デーンが気をつけたい病気 

・眼のまぶたが大きく裂け、眼球が露出する「ダイヤモンドアイ」
・網膜が正常に働かなくなる遺伝性の病気「汎進行性網膜萎縮」
・眼の水晶体が白く濁って網膜に光が届かなくなることにより、視力が低下する「白内障」
・大動脈弁周囲の血液の通り道がせまくなり、血液が心臓から出ていきにくくなる「大動脈弁狭窄」
・心臓の右心房、右心室にある三尖弁が機能しなくなり、うまく血液が送れなくなる「三尖弁形成不全」
・心臓の筋肉が弱り新機能が低下することで、全身に血液を送り出せなくなる「拡張型心筋症」
・ニキビダニの感染後、毛に覆われた体のいたるところで炎症などが起こる「フルンケル症」
・胃がねじれを起こしてガスや液体がたまる「胃捻転」
・ブルーの毛色部分が脱毛してしまう、遺伝性の脱毛症「カラー・ダイリューション脱毛」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 1
初心者向き 1
友好的   4
お手入れのしやすさ 3
訓練のしやすさ 3

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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