犬と暮らす
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犬に噛まれたときに絶対してはいけない3つのこと
噛まれたときにやってはいけないこと、あるんです……
手を噛まれると痛いですし、家具が傷つくのはもちろん、破片を誤って飲み込んでしまったらとても危険!
つい「ダメッ!」「コラッ!」と大声で怒鳴ってしまうことも……。
でも、飼い主さんが「もう噛まれたくないっ!」と思ってやったことでも、期待した通りに愛犬が受け止めてくれるとは限りません。むしろ、逆効果になってしまっている可能性も!
愛犬に噛まれたくないものを噛まれてしまったとき、絶対にやってはいけないことを下記にあげてみましたので、チェックしてみましょう。
NG対応①噛んだら大声を出す
大声を出すと、はじめはビックリして一瞬動きが止まるかもしれませんが、毎回やっていてはすぐに慣れてしまって意味がありません。また、人が感情的に大声を出すことで興奮をあおってしまうことも。
さらに、遊び好きの犬なら、噛まれたときの飼い主さんのリアクションを面白がって、何度も繰り返し噛むようになってしまうこともあるんです。噛むと「キューキュー」と音が鳴る犬用のおもちゃがありますが、飼い主さんを「噛んだら音が出るおもちゃ」と思ってしまう場合も!
反応がほしさに、どんどん噛み方が強くなっていってしまう場合もありますので、絶対にやめたほうがよいでしょう。
NG対応②噛んだらハウスに入れる
しかし、ハウスに入れたからといって、噛むことを楽しんだ経験は決して消えるものではありません。その場しのぎの対応でしかないうえに、むしろ犬がゲーム感覚になってしまい、「よーし、次は見つかる前に噛むぞ♪」と思って噛みグセを悪化させてしまうことも!
根本的な解決にはなりませんので、やめたほうがよいでしょう。
NG対応③目の前で苦みスプレーをつける
犬は飼い主さんの様子をつぶさに観察していますので、どこに嫌な味をつけたかもしっかりチェックしています。苦みスプレーの効果の持続時間にも限りがありますので、苦みが消えたときにこっそり噛んだり、または「さっき噛んだら苦かったけど、今噛んだら苦くなかった♪面白いからまた噛んでみよう」とゲーム感覚のようにさせてしまうことも。
スプレーを活用するのは良いことですが、犬が見ているときにつけるのは避けたほうがよいと言えるでしょう。
深刻な問題につながる前に、見直してみよう
参考/『いぬのきもち』2017年3月号「飼い主さんの問題行動」(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生)、初めて飼い主さんの『いぬのきもち』2017年10月号「噛みグセ直し集中講座」(監修:「SKYWAN! DOG SCHOOL」代表 井原亮先生)
写真/佐藤正之
文/影山エマ
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