犬は、人よりも早く年をとってしまう生き物で、その平均寿命は、およそ『14.85才』といわれています。しかし、犬の平均寿命は体の大きさや、犬種などによって異なることがあるのをご存じでしょうか。この記事では、犬の平均寿命に関する豆知識ををご紹介します!
サイズによって寿命が違う!?
犬は成犬時の体重によって、5つのサイズに分類されます。それぞれのサイズによる平均寿命を見ていきましょう。
超小型犬
成犬時の体重が5kg以下の、チワワやポメラニアンなどが超小型犬です。その平均寿命は『13.8~15.67才』とされています。
小型犬
小型犬は、ミニチュア・ダックスフンドやトイ・プードルなど、成犬時の体重が5~10kgの犬種を指します。平均寿命は『14.2~14.62才』といわれています。
中型犬
成犬時の体重が10~20kg未満だと、中型犬と分類されます。柴やビーグルなどがそれに当てはまり、平均寿命は『13~14.02才』とされています。
大型犬
ラブラドール・レトリーバーなど、成犬時の体重が20~40kg未満の犬種が大型犬です。平均寿命は『10~14.02才』といわれています。
超大型犬
超大型犬は、成犬時の体重が40kg以上の犬種です。グレート・デーンやセント・バーナードなどを指し、平均寿命は『10~14.02才』とされています。
個体差はりますが、これらを見る限り、体が大きくなるに伴って、平均寿命が短くなっているのがわかりますね。
長生きする犬種とは!?
では、犬種別の平均寿命はどうでしょうか。
アニコム損害保険株式会社の調査によると、もっとも長生きする犬種は、小型犬のイタリアン・グレーハウンドでした。このイタリアン・グレーハウンドの平均寿命は『15.1才』です。
つぎは、同じく小型犬のミニチュア・ダックスフンドとトイ・プードルで、平均寿命は『14.7才』。そして、中型犬の柴が『14.5才』、小型犬のパピヨン『14.4才』、小型犬のジャック・ラッセル・テリア『14.3才』と続きます。
犬は1年で4才も年をとる!大型犬は7才も!?
小型犬と中型犬の場合、最初の2年で人に例えると24才くらいまで成長し、その次の年からは、1年に4才ずつ年をとっていくといわれています。
一方、大型犬は、最初の1年で人でいう12才くらいまで成長し、2年目からは、1年に7才ずつ年をとるようです。
つまり、小型犬や中型犬の10才を人に換算すると56才ですが、大型犬は75才。大型犬の平均寿命が小型犬などより短いのは、このようなことが関係しているといえるでしょう。
愛犬との生活は、なにものにも代えがたい大切なもの。日頃の健康管理やストレスのない生活を心がけ、あっという間に過ぎていく愛犬の一生を幸せなものにしたいですね。
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師監修】犬の寿命は何才?年齢換算法や健康管理方法もご紹介!』(監修:いぬのきもち相談室獣医師)
文/しばたまみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。