犬と暮らす
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犬のオシッコの回数が増えた…それって「下部尿路疾患」かも
犬の頻尿……それって「下部尿路疾患」かも!?
下部尿路疾患(Canine Lower Urinary Tract Disease)とは、犬の膀胱から尿道の出口までの下部尿路に生じる疾患のこと。犬がトイレへ行く様子やオシッコの異変から気づくことが多いようですが、犬によっては、我慢強い性格なのか、痛がる様子を見せないこともあるんです。ただ、何度もトイレに行くようになったら、下部尿路疾患のサインかもしれません。下部尿路疾患を患った犬によく見られるサインを下記に挙げてみましたので、チェックしてみましょう。
ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生に聞きました。
下部尿路疾患のチェックリスト
- 一日に何度もトイレに行く
- オシッコの大勢をとるが、オシッコが出ない
- トイレのまわりにオシッコをポタポタとこぼしたり、いつもと違う場所でオシッコをする(そそうをしてしまう)
- オシッコする際、痛そうな様子を見せる
- おなかを触られるのを嫌がったり、おなかに触れると痛そうな様子を見せる
- 食欲がなくなった
- 元気がなくなった
- 血尿が出る
- 嘔吐する
- 尿の色がいつもと違う(いつもより濃い・薄いなど)
- 尿のニオイがいつもと比べると臭い
- 水をよく飲む
……など
気を付けたい犬は?
メスのほうがオスよりなりやすい
小型犬がなりやすい
- ヨークシャー・テリア
- ミニチュア・ダックスフンド
- シー・ズー
- トイ・プードル
- ミニチュア・シュナウザー
- ビション・フリーゼ
- ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
- コッカー・スパニエル
- ペキニーズ
- マルチーズ
- シェットランド・シープドッグ
また、これらの犬種以外でも、一度下部尿路疾患になったことがある犬は再発しがちに。注意したほうがよいでしょう。
尿検査で尿中の結晶や細菌をチェックすると安心です
参考/『いぬのきもち』2019年1月号「犬がかかりやすい下部尿路疾患」(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
イラスト/谷山彩子
文/影山エマ
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