犬と暮らす
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注意したい犬の散歩中の誤食、落ちているゴミやマスクに犬を近づけないで!
いぬのきもち獣医師相談室の先生に、散歩中の犬の誤食について話を聞きました。
犬の誤食に注意①落ちているゴミや爪楊枝
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「生ごみに含まれる油分の多い食材や消化しにくいものの誤食は、犬の消化器に負担がかかるだけでなく、傷んだ食べ物による食あたりを起こす可能性があります。
他にも、犬が食べてはいけない毒性のある食材を摂取する可能性もありますし、食材を包んでいるビニールなど消化できないものを誤食するリスクもあります。
落ちている串や爪楊枝など先端がとがっている異物を誤食した場合は、食道、胃、腸などの消化管に刺さって犬の命を脅かす危険な状態です。もし愛犬が誤食したら、速やかに動物病院を受診をしましょう。」
犬の誤食に注意②落ちているマスク
獣医師:
「これまでにマスクの誤食が原因で、実際に摘出手術に至った経験があります。
犬にとって使用済みのマスクは、人のニオイが強くて面白いものとして受け止められがちです。ニオイを嗅いだ後にくわえてそのまま飲み込んでしまう事故が起こることもあります。
道に落ちているマスクについては、何が付着しているかを見た目で判断することはできず、衛生面でも不安があります。
誤食の危険性や衛生面の観点からも、道端に落ちているマスクのニオイは愛犬に嗅がせない、近寄らせないことが大切です。
飼い主さんが使っていたマスクについても、愛犬が誤食する事故につながる場合があります。ご自宅でマスクを廃棄する際は、愛犬がいたずらをしないように十分注意しましょう。」
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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