飼い主さんの「大事なぬいぐるみ」をぎゅっと抱きしめる柴犬　優しさあふれる行動にジーンとする

優しさあふれる光景にホロリ…。

今回紹介するのは、Twitterユーザー@go20597673さんのエピソード。「大切なぬいぐるみを貸してあげたら大事そうにしてくれた」と投稿されていた写真には、ウサギのぬいぐるみを抱きしめている愛犬・ゆきちゃん（取材当時10才）の姿が写っていたのでした。

なんとも微笑ましいこの光景。ウサギのぬいぐるみを愛おしそうに抱きしめるゆきちゃんの姿は、「ウサギのぬいぐるみは飼い主さんの大事なもの」と理解しているかのように感じられますね。

そんなゆきちゃんについて、いぬのきもちWEB MAGAZINEは飼い主さんにお話を聞いてみることに。

「飼い主の気持ちに寄り添ってくれた気がした」

先ほどの投稿の数日前に、飼い主さんは飼っていたウサギの「うららちゃん」を亡くしたそう。悲しみでいっぱいだったときに、出かけた先で偶然うららちゃんにそっくりなぬいぐるみを見つけて購入したのだとか。

それが、あのウサギのぬいぐるみだったといいます。

飼い主さん：
「最近のゆきはオモチャを噛んだりしなくなっていたので、『ぬいぐるみをそばに置いても大丈夫だろう』と思い、一緒に寝かせていたんです。

ふと見たら、ゆきはぎゅーっとぬいぐるみに顔を寄せるように寝ていて。当時の私は毎日メソメソしていましたが、あの光景を見たときはうららとの思い出が蘇ってきたり、ゆきの素朴な可愛さが優しく見えて、嬉しくてジーンとしちゃいました」

ゆきちゃんのあの反応は予想していなかったという飼い主さん。「ゆきはただ気持ちよくて顔を寄せていただけかもしれないけれど、飼い主の気持ちに寄り添ってくれた気がして嬉しかったです」と、当時を振り返っていました。

そこにいるだけで愛しいと思える存在

優しさあふれる行動を見せてくれたゆきちゃん。飼い主さんは、ほかにもゆきちゃんの優しさを実感した出来事があると話します。

飼い主さん：
「ウサギのうららが亡くなる数カ月前のことですが、うららは病気でうまく立てなくなったので、ゆき専用の丸いクッションに乗せて水やごはんをあげていました。そのときも、ゆきは近くでじっと見てくれていました。

また、受験生の娘が疲れたときや気持ち的に行き詰まったときなんかも、黙って話を聞いてくれて、ゆっくり体をなでさせてくれることで癒してくれたことも。そのようなときに、ゆきの優しさを感じましたね」

おとなしい性格でお昼寝が大好きなゆきちゃん。飼い主さんが帰宅しても「笑えるくらい無反応」だったりと、かなりのマイペースさんなのだとか。

そんなゆきちゃんは、飼い主さんご家族にとって「そこにいるだけで愛しいと思える存在」なのだそうです。

ゆきちゃんは今日も飼い主さんご家族のそばにそっと寄り添い、癒してくれていることでしょうね！

Twitterユーザー@go20597673さんの愛犬・ゆきちゃん。体をくるんと丸めて気持ちよさそうに眠る姿には、胸がキュンキュンとします！　ゆきちゃんが眠っていた場所はビーズソファ。白くてふわふわのゆきちゃんが丸まって埋まっていると、まるで卵やおもちのようにも見えてきます。ゆきちゃんとはどのようなコなのか、飼い主さんに話を聞きました。

写真提供・取材協力／Twitter（@go20597673さん）
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文／雨宮カイ