「獣医師が答えるQ&A」の人気記事ランキング
過去2週間の記事アクセス数に基づくランキングです。
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愛犬が3日間連続で朝になると吐きます。大丈夫でしょうか。
愛犬が3日間連続で朝になると吐きます。大丈夫でしょうか。朝吐いた後に何事もなかったかのように元気で、ごはんを食べ普段通りの様子であれば、おそらく空腹時嘔吐症候群というお腹が空きすぎているために吐いてしまう症状だと思います。前日の最後の食事から最も時間の空いてしまう朝方、犬は空腹を感じ、そろそろごはんだという感覚から、胃の中で胃酸が分泌されます。これが空腹の状態で過剰になると犬は嘔吐して胃液のようなものを吐くことがあります。この場合は、夜ごはんを少し遅くしたり、夜食分をとっておいて、寝る前に与えたりして、
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明け方に吐いているようです。その後に吐く様子はありませんが、食事を与えてもよいでしょうか。
明け方に吐いているようです。その後に吐く様子はありませんが、食事を与えてもよいでしょうか。犬の嘔吐の中で、朝だけ吐いてあとはケロっとしている症状は少なくありません。犬の消化液は、人間とは逆で夜間に多くでるようになっています。食事を飼い主さんと同じ時間にしても、胃液は夜中に出ます。夜の食事から翌日の朝の食事まで12時間以上開くと、たまった胃液を朝に吐くということがおきているようです。吐いた直後の食事は消化のよいもの(普段のフードをふやかしたものなど)を少量与えて様子を見てあげてください。また、度々、明け方
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愛犬のペニスの両脇に球ができることがあるのですが、これは何ですか。
愛犬のペニスの両脇に球ができることがあるのですが、これは何ですか。亀頭球といわれるもので、陰茎の根元にあり、海綿体がとても発達しています。本来、交尾のときに膣内で膨らみ、外れないようにロックさせる役割があります。去勢済みの犬でも興奮すると亀頭球が膨らむことがあります。興奮してペニスが出過ぎてしまうと亀頭球まで外に出てしまうことがありますがそのままにしておくと乾燥して腫れ、もとに戻れなくなってしまうこともまれにありますので、その場合は直ちに動物病院に連れて行きましょう。チワワ|C|1歳1カ月監修/いぬのき
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突然震えて、パンティングをしているときがあり心配です。
突然震えて、パンティングをしているときがあり心配です。犬が震える原因には、寒さ、恐怖、痛みなどが考えられます。パンティングとは、口を開けて舌を出し、ハァハァと激しく呼吸することです。健康な犬でも暑いときや運動直後に見られますが、呼吸が苦しいときや興奮や不安など精神的にダメージを受けたときにもみられます。ご相談者様の愛犬は、震えとパンティングを何度か繰り返しているようですね。痛いところがある、呼吸が苦しい等のサインかもしれません。早めに動物病院で相談してくださいね。柴|♀|1歳1カ月監修/いぬのきもち相談
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混合ワクチン6種と8種の違いについて教えてください。
混合ワクチン6種と8種の違いについて教えてください。6種混合ワクチンは犬ジステンパー・犬伝染性肝炎・犬伝染性喉頭気管炎・犬パラインフルエンザ・パルボウイルス感染症・犬コロナウイルス感染症の6種類を予防できます。以上6種のウイルス感染症に犬レプトスピラ感染症の2種(イクテロヘモラジー・カニコーラ)を追加したワクチンが8種混合ワクチンです。6種のウイルス感染症は犬の間で広がる感染性が高い病気です。中でもジステンパーやパルボウイルス感染症は死亡率も高いことが知られています。レプトスピラ感染症はネズミが媒介する
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愛犬が猫の便を食べてしまいます。
愛犬が猫の便を食べてしまいます。ご相談者様の愛犬は、猫の便を食べてしまうのですね。肉食動物である猫の便は雑食動物である犬の便のにおいとは異なるため、ご相談者様の愛犬のように、猫の便を好んで食べてしまう犬がいます。味を好んで食糞している場合は、しつけで食糞を完全にやめさせるのはむずかしいです。家の同居猫の便を食べてしまう場合には、犬が登れない高い場所にトイレを設置していただくといいかもしれません。家で同居している健康な猫の便であれば、食べてしまったことで健康上の害はありませんが、野良猫の便を食べてしまうこ
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15分前にティッシュを食べたかもしれません。動物病院へ連れて行ったほうがよいでしょうか。
15分前にティッシュを食べたかもしれません。動物病院へ連れて行ったほうがよいでしょうか。ティッシュのような紙類は胃に入ると、胃酸でボロボロになって便と一緒に排泄されるので、少量ならそれほど心配ないでしょう。量が多くて食道に詰まっている場合はかなり苦しそうに吐こうとします。現状でそのような症状がなければ、まず大丈夫です。水や食事を普通に与えてもらっても構いませんが、その後、吐き戻しが強くでるようですと、ティッシュの塊が胃に残っていたり、腸に詰まっている可能性もあります。明日にかけて、吐き気が出ないかよく見
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軟便をした後に少し血がついています。元気・食欲はあるのですが、大丈夫なのでしょうか。
軟便をした後に少し血がついています。元気・食欲はあるのですが、大丈夫なのでしょうか。元気・食欲があるようでしたら、おやつなどは控えるようにして少し様子を見てあげてもいいと思いますが、軟便や出血が続くようでしたら、かかりつけの動物病院を受診してみてくださいね。動物病院を受診する際には、便を持参するようにしましょう。キレイなビニール袋などにそのまま入れて持参していただければ大丈夫です。ラブラドール・レトリーバー|…|4歳0カ月監修/いぬのきもち相談室 担当獣医師
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9歳です。急におとなしくなりました。どのような原因が考えられますか。
9歳です。急におとなしくなりました。どのような原因が考えられますか。犬が急におとなしくなった、または普段より元気がないということは、あらゆる病気や怪我に共通するサインです。また、精神的に不安定なときにもおとなしくなることがあります。おとなしいだけではなく、好きなものを与えても食べようとしない、散歩に行きたがらない、呼吸が早い、 反応が鈍い、動くことを嫌がる、熱っぽい等の症状が見られるようでしたら動物病院で診察を受けましょう。他の症状が見られなければ、痛がる箇所がないか体を触ったり、皮膚や粘膜の色に異常は
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4カ月のチワワです。甘噛みをするので困っています。
4カ月のチワワです。甘噛みをするので困っています。子犬期にあちこち噛んでしまうのは、正常な行動の一つです。噛むことでそれがどんなものか確かめているのです。しかしたとえ甘噛みでも、そのまま放置しておくと、後々困ったことになりかねません。以下のように対応してしてみましょう。まず噛んでもいいおもちゃを与えて、犬の噛みたいという欲求をある程度満たしてあげましょう。そして犬が人の手を甘噛みしてきたら、さっと手を背中の後ろに隠したり、その場を離れたりしましょう。このようにすることにより、噛んだらおもしろくないと学習
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7歳のチワワです。一昨日から散歩のためカラーやリードをつけようとすると噛まれます。
7歳のチワワです。一昨日から散歩のためカラーやリードをつけようとすると噛まれます。一度噛んで物事が思い通りになった経験のある犬はそれ以降ずっと噛むようになります。リードをつける、カラーをつけるなどは必要不可欠なことなので、おやつを仕込んだ知育おもちゃや、フードを床にまくなどして、気をそらしているすきに必要なことを手早くすませましょう。今後は噛む行為が起こる機会をできるだけ低くして生活させなければなりません。さらに7歳以上の高齢犬になってくると、自分の気の進まないことをされたりすると、以前より怒りっぽくな
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散歩中に興奮して爪から出血しました。消毒はどのようにすればよいのでしょうか。
散歩中に興奮して爪から出血しました。消毒はどのようにすればよいのでしょうか。爪が折れて出血してしまった場合、消毒をするならば自宅にあるイソジンやマキロン(塩化ベンザルコニウム)などの普通の消毒薬で消毒すればよいでしょう。オキシドールなどはしみるので避けたほうがよいでしょう。爪が傷つくと、ぽたぽたと血が垂れてきてあわててしまうことも多いと思いますが、圧迫していれば比較的すぐ血が止まります。爪が根元から折れてしまったりして、なかなか血が止まらないときは動物病院で止血の処置をしてもらったほうがよいかもしれませ
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4カ月のミニチュアダックスフンドです。甘噛みがひどいのですが自然におさまるものでしょうか。
4カ月のミニチュアダックスフンドです。甘噛みがひどいのですが自然におさまるものでしょうか。甘噛みをしてくるときは愛犬がかまってほしいときや遊んでいて興奮してしまったときなどでしょう。甘噛みをしてきたときに要求に応じてかまってあげたり、やめさせようとして手を動かしたり、大きな声を出すと、愛犬はさらに興奮して甘噛みがひどくなってしまいます。そういった甘噛みの習慣がついてしまうと甘噛みも飼い主さんとのコミュニケーションの一つと間違って学習してしまいます。甘噛みが始まったら、ケージに入れてしまうか飼い主さんが別
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食糞をやめさせたいです。
食糞をやめさせたいです。排便をしたらすぐ片づける、トイレを清潔に保つ、便に苦味スプレーをかけるなどの対処が一般的です。でも食糞をする子は排泄後あっという間に食べてしまうので、なかなか食べる前に取り上げることが難しいこともあるかと思います。他にも食糞対策として便が苦くなるシロップなどもあります。母犬が子犬の排泄物を食べてしまうのは正常ですが、そうでない場合フードが合っていなくて栄養が足りていなかったり、トイレに関して普通の子よりきれい好きだったり、ストレスだったりなどの原因がある場合もありますので注意して
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右前足をあげることがあります。なぜでしょうか。
右前足をあげることがあります。なぜでしょうか。4本の脚のうちどれかを負重しなかったり、あげていたりする場合関節などに問題があり、痛みがある可能性があります。そっと触ってみて、犬が嫌がらないかどうか確認してみましょう。もし脚を引いたり、鳴いたりと痛がる様子でしたら動物病院で診察を受けましょう。病気でない場合は緊張、恐怖、遊びたいなどの気持ちの表れかもしれません。犬は知らない人に会ったり、獲物を見つけて狙いを定めたりなど緊張すると、前足をあげて上下に動かしたり、じっとして動かなくなったりすることがあります。
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散歩に行くと音に敏感になります。怖がりなのでしょうか。
散歩に行くと音に敏感になります。怖がりなのでしょうか。そうですね、外に出ると緊張して音に敏感になってしまうのでしょう。愛犬が音に反応しても、飼い主さんは冷静に対応しましょう。叱ったり、過度になだめたりするのはかえって逆効果です。カニーンヘン・ダックスフンド|♀|0歳10カ月監修/いぬのきもち相談室 担当獣医師
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犬がリラックスしているとき、肛門腺が出ることはあるのでしょうか。
犬がリラックスしているとき、肛門腺が出ることはあるのでしょうか。リラックスしたときにも肛門の筋肉がゆるみ、肛門腺が出ることはありますよ。もちろん、興奮したり緊張したりしても出ることはあります。イタリアングレーハウンド|♀|4歳1カ月監修/いぬのきもち相談室 担当獣医師
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家のチャイムが鳴ったり、主人が急に立ち上がったりすると、それに反応して吠えてしまいます。やめさせることはできますか。
家のチャイムが鳴ったり、主人が急に立ち上がったりすると、それに反応して吠えてしまいます。やめさせることはできますか。ご相談者様の愛犬はチャイムの音や、何かが急に動いたりすることに対して、びっくりしたり、恐怖を感じているのかもしれませんね。それに対して、吠えるというのは犬にとっては当たり前の行動かもしれません。あるいは、そういう行動が愛犬の中で習慣化してしまっているのかもしれません。一度、身についてしまった習慣というのはなかなか簡単にはやめさせられないものです。まずは一つ一つの事象について少しずつ慣れさせ
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シャンプーは1カ月に2回していますが、これは少ないのでしょうか。
シャンプーは1カ月に2回していますが、これは少ないのでしょうか。シャンプーの頻度はそれぞれ犬の皮膚や被毛の状況に合わせて調節してあげて大丈夫です。特に皮膚病などを繰り返していたり、被毛が汚れやすい犬でなければ、月に1〜2回ほどで十分ではないでしょうか。被毛のふさふさした長毛犬種であればシャンプーをしない日でもブラッシングはしっかりしてあげるといいと思います。皮膚病を繰り返している犬は、皮膚病の予防や治療の一環としてシャンプーが必要になってきます。その場合には、その犬の皮膚にあった薬用シャンプーなどが必要
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おやつを与えた後、尻尾を追いかけ始めました。なぜでしょうか。
おやつを与えた後、尻尾を追いかけ始めました。なぜでしょうか。犬が尾追い運動をする場合、飼い主さんの気を引こうとしている可能性と、常同障害といって同じことを意味もなく繰り返す異常行動の可能性があります。前者の場合単純に尾追い行動をしたら飼い主さんが何らかの反応を示してくれたので、尾追いをすれば相手にしてもらえる、と学習したのかも知れません。常同障害だった場合退屈、ストレス、不安、環境の変化などの精神的な原因で発生するようです。このほかにも暇つぶしとしての遊びや不快感をまぎらわすために尾追いをすることがある