自分の価値をちゃんと知っている犬｜連載「こぐま犬てんすけ」vol.239

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ノーギャラではダメです。

こんにちは、スズメ天狗。です。
てんすけのお友達わんこに年下女の子のパピヨンミックスちゃんがいます。
初めて会った時からハイテンションで人懐こく、めちゃくちゃかわいい子で、私も会うのを毎回楽しみにしています。

この子は前にここの連載でも書いたことのある元保護犬ちゃん。
優しい家庭に引き取られ、はじめは色々大変だったらしいのですが今では問題もなくなり、すっかり甘えん坊の家庭犬になっています。

公園で会うどの子へも積極的に遊びに誘い、ものすごい陽キャ。
本当に良い子で羨ましい。

そんなかわいいパピヨンミックスちゃん。私に会うと全力で甘えてくれます。
ついこの間会った時、いつものようにわーいと寄ってきてくれ、
私もおはよう～と撫でようとしたらちょうど手が届かない距離でピタッと止まり、
「は？おやつもなしで撫でようとしてる？」
とまっすぐな目で私を見るのです。
　
（●＾θ＾）「あれ？Bちゃん…？」と手を伸ばすと
高速お手…のような素振りでビシッと私の手を叩き下ろし、

「お・や・つは？」
とずいずいっと前に来て私の顔をじーっと見つめるBちゃん。

ごめんごめんとおやつの缶を取り出すと膝に手をかけて
「それそれ！！」と尻尾フリフリ。
てんすけも一緒に甘えてきてふたりにおやつをあげる私。

それを2周ぐらいしたら

( ´∀｀)「撫でてよし！！」
と、体を擦り付けて全力で甘えてくれました。

それを見て苦笑いというか申し訳ない感じで
「B…？それはどうかな…？」と焦るパパさん。

優しいパパさんの元、すくすくと育ってこんなに自己主張するようになったのかと思うと、より一層可愛く、嬉しくなってしまいまう私。
その横で面白くなさそうに見るてんすけｗ

ほのぼのとした朝の散歩のひとときでした。
これからもっと主張してくれるようになると思うと楽しみです。