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「お迎え当初ケージからなかなか出られなかった」生後およそ9カ月の元保護犬→1年後穏やかな表情へ変化し甘えたり、ケージの外でくつろいでくれるように!

元保護犬だというおもちちゃん。この写真ではケージの隅に座っていて、表情がどこか不安そうに見えます。
この頃のおもちちゃんを飼い主さんはこう振り返ります。
飼い主さん:
「うちに来た日から結構長い間、私たちに対して背中の毛をたてがみのように逆立てて小さく唸ったり、ブルブル震えながらケージのすみっこからなかなか出て来ませんでした」
約1年後、おもちちゃんはどんなコに成長した?

お迎えした当時はケージの隅から出て来なかったというおもちちゃんですが、およそ1年が経ってどのような変化があったのでしょうか?
飼い主さん:
「やっとケージの外でくつろいでくれるようになりました。どうなることやらと思いましたが、ずいぶん変わったなぁと思います。
表情が和らいだこと、ソファの上で私に体を預けて撫でるのを要求してくること、体の隅々まで触らせてくれるようになったこと、家の中で私の姿を探すような動きをすることなど…来た当初からは、考えられないくらい成長していると思います」

飼い主さん:
「人間に対してはまだ難しいところがあるのですが、“わんこ”に対しては、どのコにも初対面のときからフレンドリーに接して、仲良くなることができます」
さらに、実は甘えん坊な一面もあると、飼い主さんは教えてくれました。
飼い主さん:
「『私は大丈夫よ!』みたいな顔や態度を取りながら、実は甘えん坊なところがたまらなくかわいいです」
お迎えまでのエピソード

ある日、飼い主さんは、先代犬のゆずくんに兄弟犬をお迎えしたいとの思いで、犬のサイトに登録をしました。そんな矢先に、ゆずくんの体調が急変したのだそう。
飼い主さん:
「それまでずっと元気だったゆずが突然体調を崩し、緊急手術してから入院しました。手術は成功していたのですが、入院中に容体が急変して亡くなってしまいました。そんなときに登録していた犬のサイトから連絡が入り、紹介されたのが、おもちだったんです。おもちの写真を一目見たときに、ゆずから『このコをうちのコにしてあげて!』とメッセージを受け取ったような気がしました。」
そしてすぐに飼い主さんは面談を申し込んだそうです。
一緒に暮らすことは叶わなかったものの、ゆずくんの存在は飼い主さんがおもちちゃんをお迎えすることにつなげてくれました。
飼い主さん:
「まだ家族以外の人に対しては警戒心が強いのですが、保護主さんから『野犬のコは、数年単位でじっくり関わる覚悟が無ければ、譲渡することはできません』と言われていますので、ゆっくり時間をかけて付き合っていければと思っています」
おもちちゃんへの現在の思い

最後に、飼い主さんにとっておもちちゃんはどのような存在か、また、おもちちゃんと一緒にこれからどのように暮らしていきたいかについて伺いました。
飼い主さん:
「縁あって我が家に来てくれたコなので、お空に還るそのときまで、大切に大切にしてあげたいです。できるだけ長く、健やかに、穏やかに、おもちと一緒に暮らしたいと思っています」
“わんこファースト”な生活を送っているという飼い主さん。これからもおもちちゃんとたくさんの思い出を作っていってくださいね!
写真提供・取材協力/@yuzu_mochi1031さん/X(旧Twitter)
取材・文/COCO
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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