犬が家の中を急に走り回る理由とは　室内を猛ダッシュで走る・暴れ出すときの対応は？

犬のなかには家の中で急にスイッチが入ったかのように走り回るコもいます。

たとえば、犬が「突然家の中を走り出す」「室内を猛ダッシュする」「部屋をぐるぐる爆走して暴れ出す」といった場合、どのような対応をすればよいのでしょうか？

「犬が家の中を急に走り回る理由と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に話を聞きました。

犬が急に走り回る・爆走する理由

犬が家の中を急に走り回る理由と対処法室内を猛ダッシュで走る・暴れ出すときの対応は？いぬのきもち — いぬのきもち投稿写真ギャラリー

家の中で犬が急に走り回ったり爆走をする理由として、びっくりして驚いたり逃げたい気持ち、もっと遊びたい気持ち、興奮している、排便の前後、おしりに違和感がある、本能的な行動などが挙げられます。

そのコによって走り出す理由は異なるかと思いますが、音や触感、違和感などのちょっとした刺激がきっかけになっていると考えられます。

犬が走り出しやすいタイミングがある

犬が家の中を急に走り回る理由と対処法室内を猛ダッシュで走る・暴れ出すときの対応は？ポメラニアンいぬのきもち — いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬には急に走り出しやすいタイミングがあり、

トイレの後に足を蹴るしぐさの後

嬉しくて飛びついた後

目がランランとしているとき

呼びかけやアイコンタクトに反応しないとき

急に一点をじっと見つめ、一瞬動きが止まった後

などは、犬が急に走る可能性があります。

犬が急に走り回る・爆走するときの対処法

犬が急に家の中を走り回る・爆走するときの対応として、犬が走ってケガをしないように、普段から室内を片付けておきましょう。

また、遊びが足りない場合は犬の運動欲求を満たしてあげましょう。

犬がトイレの後に走り回る場合の対応

トイレの後など、犬が走り出すタイミングがわかっている場合は、そのコが走り回らないように行動できるスペースをできるだけ狭くして、部屋のドアを閉めたりゲートを設置するなどの方法で興奮が短時間で収まりやすくなるでしょう。

犬が興奮して走り回る場合の対応

犬が興奮しているときに無理に止めたり、声をかけたりするとさらに興奮することがあるので、慌てたり大きな声を出さずに犬が落ち着くまで冷静な態度で静かに見守ってあげましょう。

また、普段から興奮時には相手をせずに無視をして、愛犬が落ち着いたら名前を呼んだり、アイコンタクトをとるなどゆったりとした態度で接してあげましょう。

犬を走らせない方がよい場合もある

普段から愛犬が室内を急に走り回るタイプの場合、犬を走らせない方がよいケースもあります。

たとえば、

犬に安静が必要なとき（足や腰、首を痛めているとき、リハビリ中など）

普段と違う環境にいるとき（家具の配置が違う、室内が狭いなど）

モノや人、犬の多い場所

などでは犬を走らせないようにするか、走り出したらやめさせたほうがよいでしょう。

犬が急に走り出すのは犬の本能的な行動でもあるため、やめさせるのは難しいかもしれませんが、興奮してもすぐに落ち着かせることができるようにトレーニングをしておくと、慌てずに対応できるでしょう。

犬の急な走り出しに対して、落ち着いた対応ができるようにしたいですね。