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犬が興奮しているときにすると逆効果なこととは

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愛犬はいつも元気ではしゃいでくれたほうが飼い主さんはうれしいですよね。でも、度を超えた興奮は、吠えや噛みなどの困りごとにつながりやすくなります。そこで、犬が興奮しているときのしぐさとストップ法をペットドッグトレーナーの藤本聖香先生に教えていただきました。

犬の“マズイ”興奮しぐさを知ろう

ある程度興奮するのは問題ありませんが、犬自身の健康を害する危険があったり、周囲に迷惑をかけたりするのはNG! そのような“マズイ興奮”をしているときの愛犬のしぐさを覚えておきましょう。
■垂直に飛ぶ
ジャンプ力のある犬では、垂直に何度も飛ぶしぐさが見られることが。この動きは足腰への負担が大きく、ケガをしてしまうおそれがあります。
イラスト/macco
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■激しく吠え続ける
まわりに迷惑をかけるだけでなく、犬自身も首や呼吸器や循環器の負担に。吠え続けることで、興奮がヒートアップすることもあり危険です。

■歯を見せる
噛みつきなどの攻撃行動の手前のサインなので危険なしぐさです。興奮させたままにすると、噛むなど危険な行動に発展することも。
イラスト/macco
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■飼い主さんの指示を聞かずパニックになる
走り回ったり大暴れしたりと、飼い主さんの指示が聞けないほど興奮しているときは、道路に飛び出すなど事故やトラブルにあいやすいです。

■しっぽを追ってぐるぐる回る
この行動は精神的な負担が大きな興奮のときに出やすいです。強いストレスがかかっているおそれがあるので、見過ごすのはNGです。
イラスト/macco
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■人に飛びかかる
人に飛びかかるのは、相手の迷惑になったり、ケガをさせることも。犬は後ろ足で立つような格好になるので関節への負担も大きくなります。
イラスト/macco
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このくらいの興奮なら心配しなくてもOK

次のような行動も興奮状態ではあるものの、この程度であれば問題ありません。とくに、お手入れなど何かを我慢したあとにするのは、気持ちをリフレッシュさせているだけなので、見守りましょう。

●数回吠える
●しっぽを大きく振る
●少し走り回る
●おもちゃなどの物を振り回す
●地面を掘る
●プレイバウでステップを踏む

興奮しすぎたときのSTOP法

愛犬がここまでご紹介したマズイ興奮をしそうなときや、すでにしているときは、それ以上興奮させず、ひとまず落ち着かせることが大切! 下記のSTOP法を実践してみてくださいね。

飼い主さんは愛犬に声をかけない

イラスト/macco
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●すべてのシーン
 飼い主さんが「興奮しないで~」などと少しでも声をかけてしまうと、大興奮している犬にはほめられているようにしか聞こえません。声をかけず落ち着いた態度でいることを心がけて。

すぐにフードをばらまき気をそらす

●音、玄関チャイム、車やバイク
家の中での興奮には、フードをばらまいて愛犬の気をそらしてみて。愛犬はばらまかれたフードを食べているうちに、興奮していた対象への興味が薄れて、しだいに落ち着いてきます。

リードを踏んで動き回れなくする

イラスト/macco
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●大好きな人や犬
走り回ったり飛び跳ねたりして興奮する場合は、リードを踏んで、動けなくしましょう。動きが制限されることで、興奮がおさまってきます。ただし、首が締めつけられないように注意を!

特別なおもちゃを見せて噛ませる

●苦手な人、車やバイク
苦手なものを見て興奮しはじめたときは、すかさずそのときにしか出さない〝 スペシャルおもちゃ〞を噛ませて。おもちゃを噛むことで興奮が発散され、吠えがなくなっていきます。

飼い主さんがその場からいなくなる

●飼い主さんの帰宅、ゴハンやおやつ
要求からくる興奮の場合は、愛犬にいっさい取り合わない姿勢を見せて。その場からいなくなったり、部屋から出ていったりして、愛犬の興奮が落ち着いたら戻りましょう。

興奮する対象からできるだけ離れる

イラスト/macco
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●苦手な犬や人、車やバイク
苦手なものを見て興奮するときは、早めに元の道を戻るか、横道にそれて距離をとりましょう。たいていの犬は、興奮する対象物と充分に距離をとれば気にしなくなります。

興奮の対象を見えなくする/聞こえなくする

イラスト/macco
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●音、遊び、ゴハンやおやつ、動物病院
動物病院での興奮ならクレートに布をかけてまわりの様子を見えなくし、チャイム音での興奮ならチャイムが聞こえにくい部屋に愛犬を移動して。おもちゃや食べ物に興奮するなら隠して落ち着かせましょう。

犬が興奮しているときに“してはいけない”3つのこと

■大声を出すなど飼い主さんがあわてる
愛犬の興奮にあせって「落ち着いて!」など大声を出したり、身振りが大きくなると、愛犬がその様子を見てより興奮します。まずは冷静になりましょう。

■リードを持ち上げて興奮を抑えようとする
愛犬が興奮しているときにリードを上に持ち上げて動きを制するのはNG。首が圧迫されて苦しいので、愛犬はよりパニックになりやすくなります。

■愛犬を追いかけ回す
興奮している愛犬と〝追いかけっこ〞のような状態になると、愛犬の興奮がどんどん高まります。また、楽しい印象もつくので興奮しやすくなることも。
いかがでしたか? 愛犬の興奮が困りごとにまでエスカレートしないために、興奮をストップする方法も覚えておきましょう。
お話を伺った先生/英国APDT認定ペットドッグトレーナー。獣医師。Canine Relationz主宰 藤本聖香先生
参考/「いぬのきもち」2023年9月号『犬の興奮をSTOP!』
イラスト/macco
文/いぬのきもち編集室
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