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実は「がん」だった!ほかの病気と勘違いしやすい犬の「がん」3ケース

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通院しても症状が良くならないなら、それは「がん」が原因かも!?

犬の「がん」(=悪性腫瘍)の症状の中には、ここで紹介する例のように、ほかの病気と間違えやすい症状の場合があります。
愛犬に異変がみられて受診し、獣医師の指示通りに投薬したり、通院したりしてもなかなか治らない、という場合には、もしかしたらそれは「がん」が原因かもしれません。
目安としては2週間、指示通りに治療を続け、それでも症状が改善されないのなら、犬の「がん」に詳しい獣医師にセカンドオピニオンをお願いしてみてもいいでしょう。

ケース1 しつこい皮膚炎だと思ったら「がん」だった!

「皮膚の炎症が治らずに、ほかの動物病院を受診し検査をしたら、扁平上皮癌だった」、「足先をひんぱんになめるので趾間皮膚炎だと思っていたらメラノーマ(悪性黒色腫)だった」という例があります。
「扁平上皮癌」も「メラノーマ」も転移が早く悪性度が強い場合が多い「がん」なので、注意が必要です。

爪の生え際にメラノーマが発症した例(円内)。趾間皮膚炎などの皮膚病に間違えられることも。
散歩から帰ったら足裏を拭くついでに足先を見るなど、チェックを習慣化すると病気の早期発見に役立ちます。

ケース2 単なるイボ、虫刺されだと放置していたら「がん」だった!

「肥満細胞腫」という「がん」の初期症状は、単なる虫刺され、もしくは“イボ”か“おでき”程度にしか見えないことがあります。
「肥満細胞腫」は「偉大なる詐欺師」という別名があるくらい症状が一様ではなく、見た目だけでは判断できません。3~4才という若齢で発症するケースもあります。

一見すると2~3mm程度の単なるイボに見える肥満細胞腫の例(円内)。
長毛の犬は毛をかき分けて皮膚をチェックしないと見逃すことも。

ケース3 鼻水が出ていて風邪だと思っていたら「がん」だった!

「鼻水が止まらずに、カゼかなと思って様子見していたら鼻のがんだった」といったケースもあるそう。
鼻の「がん」は鼻の中の粘膜などにできますが、初期症状がくしゃみや鼻水の場合が多く、「がん」と気づきにくいようです。とくに長頭種はなりやすい傾向があると言われているので注意しましょう。

いかがでしたか?
今や10才以上の犬の50%が「がん」で亡くなるといわれている時代。
早期発見・早期治療のために、犬の「がん」に対する正しい知識を身につけ、愛犬の状態を日々くまなくチェックするよう心がけたいですね。


参考/愛犬との暮らしをもっと楽しむ「いぬのきもち」2016年9月号『スペシャリストが今、伝えたい犬の病気』(腫瘍ページ監修:池尻大橋ペットクリニック院長 遠藤美紀先生)、
愛犬との暮らしをもっと楽しむ「いぬのきもち」2016年12月号『良性腫瘍からがんまで犬の腫瘍最新事情』(監修:池尻大橋ペットクリニック院長 遠藤美紀先生)、
愛犬との暮らしをもっと楽しむ「いぬのきもち」2018年6月号『知っておきたい犬の「がん」』(監修:池尻大橋ペットクリニック院長 遠藤美紀先生)
イラスト/仲西 太
症例写真提供/遠藤美紀先生
文/h.taco

※各症例写真は、本文中の「ほかの病気と勘違いしていた実例」で挙げた犬の症例写真ではありませんので予めご了承ください。

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