愛犬からやさしさを受け取ったときは、飼い主さんからもやさしさや愛情をお返ししましょう。もっと愛犬と仲よくなれて、絆もグッと強まるはずです。そこで今回は、愛犬にやさしさをお返しできる方法や接し方について、獣医師の増田宏司先生に伺いました。
穏やかにゆっくりなでる
犬は人とのふれあいを何よりも好みます。胸や顔まわりなど、愛犬が触られるのが好きな部位を穏やかになでてみましょう。ひとつの部位をゆっくりなでることで、愛犬とたっぷりふれあうことができます。
「お返しリスト」を作る
愛犬にいざやさしさをお返ししようとしても、何をすればいいか意外と思いつかないもの。ふだんの暮らしのなかで愛犬がよろこぶことを見つけたら、すぐに紙などに書きとめておくとよいでしょう。
「大好き」「イイコ」を声に出して伝える
いくら犬が人の気持ちに気づきやすい動物とはいえ、感謝の言葉は声や表情に出したほうが、いっそう伝わりやすいものです。愛犬に対する愛情は、ちょっと言いすぎかな、と思うくらい声に出して伝えるのがベストです。
愛犬からやさしさを感じたら「ありがとう」をすぐに伝える
愛犬からのやさしさを受け取ったら、すぐに「ありがとう」と伝えましょう。声かけのほか、体をやさしくなでるのもいいでしょう。飼い主さんに気持ちが伝わったと感じ、愛犬もうれしくなるはずです。
愛犬からの視線に笑顔を返す
愛犬からの視線を感じたら、ときどき飼い主さんからも笑顔で見つめ返してみましょう。「飼い主さんも自分を見てくれている」と感じ、愛犬も幸せな気持ちでいっぱいになるはずです。
「いつも愛犬が見てくれている」ことを意識して行動する
愛犬は常に飼い主さんを見守っているため、ネガティブな言葉や行動は愛犬を不安にさせたり、心配させたりすることがあります。愛犬の前では、できるだけポジティブにふるまうのが理想です。
怖いものや苦手なものからできるだけ守る
愛犬が苦手に感じるものを把握しておき、あらかじめ遠ざけておくなどして守りましょう。自分が怖いと感じるものを理解してくれて、さらに守ってくれる飼い主さんのことを愛犬も頼もしく思うはずです。
引っ張りっこでときどき勝たせる
引っ張りっこ遊びのときに、ときどき愛犬を勝たせてみましょう。遊びに変化がついて、より楽しくなるはずです。ただし、最後は「チョウダイ」でおもちゃを飼い主さんの手に返してもらいましょう。
“プッシュ型”のスキンシップをする
愛犬がやさしくしてくれたときだけでなく、何もしていなくとも、飼い主さん側から積極的にスキンシップをとりましょう。触られるのが苦手な愛犬なら、声かけだけでもOKです。
愛犬の小さな異変も見逃さないようにする
愛犬がふだん飼い主さんの異変にすぐ気づいて寄り添ってくれるように、飼い主さんも愛犬の様子でふだんと違うことがあれば、すぐ気づけるよう心がけましょう。毎日、写真や動画を撮っておくのも手です。
今回ご紹介した内容を参考に、愛犬がよろこぶ接し方や行動をとって、「大好き」や「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。愛犬もうれしくなって、飼い主さんのことをさらに好きになって絆が深まるでしょう。
お話を伺った先生/増田宏司先生(獣医師 博士(獣医学) 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授)
参考/「いぬのきもち」2025年11月号『11月1日は犬の日! 犬の日特別企画 人だけじゃなく、すべての存在を愛してくれる―― 犬ってやさしい!』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。