犬があおむけにゴロ~ンと寝転がる、いわゆる「へそ天」とよばれるしぐさは、たまらなく愛らしいですよね。今回はそんな犬たちのかわいい画像と、あおむけになっておなかを見せる理由について、獣医師の増田宏司先生にお話をうかがいました。
かわいいあおむけゴロ~ン大集合♡
まずは、いぬのきもちアプリにご投稿いただいた、かわいいあおむけポーズの犬たちの画像をご紹介します。
トップバッターはシー・ズーのくぅ太ちゃん。ぬいぐるみのようなポージングがとっても愛らしいですね。くぅ太ちゃんは季節に関係なく、年中このポーズで寝るんだとか。
お手てピーン!
柴犬のくるみちゃんは、ゴロ~ンと寝ころんだまま伸びちゃいました♡ ピンと伸びたお手てと、リラックスした表情のギャップがたまらなくかわいいですね♡
場所を選ばずゴロ~ン
こちらのウニちゃんは、うっすらと雪がかぶさった地面でゴロ~ン。飼い主さんの心配をよそに、満足そうな表情をしていて、かわいらしいですね。
カメラ目線でゴロ~ン
最後にご紹介するのはチップちゃんです。リラックスタイム中に、カメラ目線でゴロ~ン。こんなウルウルの瞳とかわいいポーズで見つめられたら、思わず甘やかしたくなっちゃいますね♡
あおむけになるのはどうして?
愛犬が犬用ベッドで寝ているときや、飼い主さんのそばにいるとき、おなかを上に向けてゴロンと寝転がっているしぐさ。
これは犬が完全にくつろいでいるときや、飼い主さんにかまってほしいときのサインです。犬がおなかを見せるのは、もともと母犬になめて毛づくろいしてもらっていたときの名残。信頼している相手の前でしか見せない、無防備なしぐさといえるでしょう。
飼い主さんにおなかを見せるのは、甘えたいサイン?
犬にとっておなかは弱点のひとつです。あおむけになって弱点をさらけ出すのは、「大好きな飼い主さんにかわいがってもらいたい」という甘えんぼサインかも。
ほかの犬に向かってゴロンとすることも
ほかの犬におなかを見せる犬もいますよね。これは相手に無防備な状態を見せることで「敵意はないですよ」と伝えるしぐさです。あえて弱点を見せることでケンカを避けようとしています。
あおむけになってゴロ~ンとそれをみせるしぐさは、かわいいだけでなく、いろいろな意味も含まれていました。愛犬からのこのしぐさを見かけたら、興奮させないように加減しながら、おなかを優しくなでて応えてあげてくださいね。
お話を伺った先生/増田宏司先生(獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授)
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『犬のオモシロ習性図鑑 VOL.13 あおむけゴロ~ン♡』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。