犬の多頭飼いをしていると、日々犬たちのいろんなやりとりを目にすると思います。
今回紹介するのは、Instagramユーザー
@temotemoraiさんの愛犬・ててくん(取材当時2才/柴犬)、ももちゃん(取材当時1才/柴犬)、らいちゃん(取材当時、生後5カ月/秋田犬)。
とある日、2頭の先住犬・ててくんとももちゃんが、ぐっすりと眠っている新入り犬・らいちゃんのことをじーっと見つめていたのだそう。らいちゃんのことを見守る2頭の姿は、見ていてとても微笑ましいですよね♪
でも、途中でててくんが
「ウーッ」と唸ってしまいました。すると…
「静かに!」
ももちゃんは「シーーーッ! 静かに」とでもいうかのように、ててくんのことを止めようとしたのです!
「らいちゃん、起きてないよね?」と心配するかのように、らいちゃんのことを覗き込むももちゃん。3頭の犬の可愛らしいやりとりの瞬間をおさめた動画に、キュンとしてしまいます!
当時の様子について、飼い主さんに話を聞いた
飼い主さんにお話を伺ったところ、あの動画はらいちゃんを家族に迎えて1週間ほどが経過した頃に撮ったものなのだそう。
ちょうどこの頃、らいちゃんを少しずつケージから出して、みんなで遊ばせるようになっていたのだそうです。
あの日、らいちゃんはももちゃんと遊んでいたそうですが、疲れて寝てしまい、その後にあのような光景が見られたそうです。3頭の様子を見守っていた飼い主さんは、当時のことをこのように振り返ります。
飼い主さん:
「もーちゃんは最初かららいちゃんに興味津々でしたが、ててはらいちゃんが近寄ることも嫌がり、最初からずっと警戒していたので…正直、ててがらいちゃんを受け入れてくれるか心配でした。でも、もーちゃんが間に入ってくれて、少し安心したことを覚えています」
その後、3頭はすぐに仲良しに!
最初の頃はらいちゃんを警戒していたててくんですが、数日後にはらいちゃんの顔や耳をペロペロなめるようになり、受け入れてくれたのだそうです。
すっかり仲良しになった3頭は、毎日賑やかなやりとりを繰り広げているそうで、「毎日運動会、動物園状態です(笑)」と飼い主さんは話します。
飼い主さん:
「もーちゃんとらいちゃんがワンプロをしていて、エキサイト。大暴れしてやりすぎると、ててが間に入って、『やめなさい!』と指導します。
すると、ちゃんと言うことを聞いてやめるんです。『教えてもいないのにそんなことができるとは…!』と感心しますね」
らいちゃんはももちゃんに対しては「遊んでー!」と大きな体で突進していくそうですが、ててくんのことは「ボス」だと思っているのか、ちょっかいを出さないのだそう。
飼い主さんはそんな3頭の関係性を、微笑ましい気持ちでいつも見守っているそうです。
ぐんぐんと成長中のらいちゃん 今後が楽しみ♪
飼い主さんご家族に見守られながら成長中のらいちゃんは、あっという間に先住犬の2頭よりも大きくなりました。体の大きさ以外にも、飼い主さんはらいちゃんの成長を感じた出来事があるそうです。
飼い主さん:
「お散歩デビューして間もない頃、らいちゃんはわがままで歩くことを拒否して、ガンとして歩かなくなることがありました。道の真ん中で全力で拒否することもあり、大変でした。
でも、最近はててともーちゃんを追って、テクテク歩くようになったんです。原っぱで追いかけっこをしたりと、らいちゃんはみんなで行くお散歩が楽しいみたいで。お散歩の様子は、特に成長を感じますね」
先住犬の2頭と良い関係を築き、2頭の姿を見ながらいろいろなことを学んでいるというらいちゃん。飼い主さんはらいちゃんの様子を見ていると、「たぶん、自分のことを“柴犬”だと思っている」と感じるそうです(笑)
らいちゃんがどんな“大人”の秋田犬になるのか、楽しみですね♪
写真提供・取材協力/Instagram(
@temotemoraiさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ