野犬の子犬と家族になって、約1年半が経過。子どもたちにいい影響を与える、かけがえのない存在に

愛犬との出会いのエピソードは、みなさんさまざま。「このコだ！」と思える出会いを果たした人もいるようです。

今回紹介するのは、Instagramユーザーの@chillax915さんご家族と、愛犬・チルちゃん（取材当時1才）のエピソード。

飼い主さんご家族は、保護犬だったチルちゃんとどのようにして出会ったのでしょうか。

チルちゃんは、香川県で生まれた野犬だった

2020年9月に、香川県で生まれたチルちゃん。チルちゃんは野犬でした。生後4週頃の赤ちゃんのときに、現地で保護活動をされてるボランティアさんによって保護されたのだそう。

その後、静岡県の保護団体さんのところにきょうだい犬とともにやってきて、新しい家族を待っていたのだそうです。

ちょうどその頃、飼い主さんご家族の家では「犬を飼いたいね」という話が出ていました。たくさん話し合いを重ねるなかで、「保護犬を迎えよう」となったのだとか。

何度か譲渡会に足を運んだり、SNSで保護犬の情報をチェックしていたご家族は、しばらくしてとある譲渡会でチルちゃんと出会えたそうです。

飼い主さん：
「譲渡会に参加する前にSNSをチェックしていたのですが、当初は違うコが気になっていました。でも、実際に譲渡会場でチルの姿を見て、家族みんなが『このコだ！』となったんです」

チルちゃんに強く惹かれた飼い主さんご家族。その後、トライアルへと進み、正式にチルちゃんと家族になることができたのでした。

毎日バタバタだったけれど、チルちゃんの可愛さに癒されていた

生後約2カ月のチルちゃんを迎えた飼い主さんご家族。チルちゃんがやってきて、家の中がより賑やかになったと感じているそう。

飼い主さんとご主人は、犬と暮らした経験はあるけれど、室内犬と暮らすのは初めてのこと。最初はいろいろなことに戸惑ったと、当時を振り返ります。

飼い主さん：
「掃除をしてもしても毛が落ちていることも気になったし、子どもたちは甘噛みをするチルを少し怖がったり。最初の頃は、トイレの失敗もまだあったので、毎日バタバタでした。

でも、チルの可愛さに、家族みんな癒されていましたね」

チルちゃんのおかげで、お子さんたちにも変化が

チルちゃんの成長を見守っていた飼い主さんご家族。日々さまざまな変化を見せてくれるチルちゃんですが、飼い主さんはチルちゃん以外にも嬉しい変化を感じているそうです。

飼い主さん：
「チルと一緒に過ごしていくなかで、いい影響があったのは子どもたちだと思います。喧嘩をしてどちらかが泣くと、チルは子どもの顔をペロペロしに行きます。

そのおかげですぐに泣き止むし、苛立っていた気持ちがすーっとおさまって。チルは、子どもたちにとっての精神安定剤のような存在になってくれている気がします」