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「犬の十戒」は、犬を飼うすべての人が知っておくべき「いのちの約束」だ

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震える犬
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

「捨てられているところを保護しました」

「ブリーダー崩壊によりレスキューしました」

「殺処分される寸前のところで保護しました」

また今日も、SNSのタイムラインに流れてきた里親募集の投稿を目にした。その犬の写真を見ては、胸が痛くなる。

このコはいったいどんな暮らしをしてきたのだろう、なぜ捨てられなくてはならなかったのだろう、なぜ保健所へ行くことに……犬になにも罪はないのに。

「飼うのが困難になってしまったから」

「こんなはずじゃなかったから」

犬を手放すことになった元飼い主からは、こんな言葉が聞こえてきそうだ。でも、「こんなはずじゃなかった」なんて、犬が訴えたい言葉だと思う。

見つめる犬
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

こういう不幸な境遇の犬を見るたびに、「飼い主の責任とはなにか」を考えさせられる。

「顔がかわいいから」

「抱いたときに運命のコだと思ったから」

犬を飼うことを決めた理由は、人それぞれ違うと思う。それでいいと思う。「命を扱うこと」に、責任を持っているのなら。


その犬を選んだのはあなただけれど、犬は飼い主を選べない。だからこそ、犬を飼う前に、自問自答してほしい。

犬の十戒は、すべての飼い主が胸に刻んでおくべき「いのちの約束」

見つめるトイ・プードル
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

あなたは、「犬の十戒」をご存知だろうか。

作者不詳で知れ渡った英文の詞だが、ノルウェーのあるブリーダーが飼い主に渡していたという「犬からご主人への11のお願い」が原典になっているという。

もし知らないのであれば、一度じっくり読んでみてほしい。犬は言葉を話せないけれど……きっと、こう思っているはず。


第一戒:私の生涯はだいたい10 年から15 年です。あなたと別れるのは何よりもつらいのです。私と暮らし始める前に、どうか別れのことを考えておいてください。


第二戒:あなたが私に望むことを理解するまでには、少し時間がかかります。


第三戒:私にとって一番大事なことは、あなたから信頼してもらえることです。


第四戒:私のことを長い時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください。あなたにはあなたの仕事や楽しみもあり、友達だっているでしょう。でも、私にとってはあなたがすべてなのです。


第五戒:私にちゃんと話しかけてください。あなたの話している言葉の意味はわからなくても、話しかけてくれるあなたの声はよくわかるのです。


第六戒:あなたが私にどんなふうにしてくれたか、それを私は絶対に忘れません。


第七戒:私をたたいたりする前に、私はあなたを噛んだりしていないことを思い出してください—私の歯はあなたの手の骨をかみ砕くことぐらい簡単にできるのに。


第八戒:私が言うことを聞かないと怒る前に、なにか原因があるのではないかと考えてみてください。食事はちゃんとしているか、かんかん照りの日なたに置き去りにしてないか、年を取って体が弱ってきていないか、と。


第九戒:私が年を取ったら、どうか優しく世話をしてください。あなただって、年老いたら同じようにそうなるのですから。


第十戒:私が旅立つその時を安らかに迎えられるように、どうか最期まで一緒にいてください。「かわいそうで見ていられない」なんて言わないで、私を独りぼっちで逝かせたりしないでほしいのです—だって、私はあなたが大好きなんですから。

見つめるジャック・ラッセル・テリア
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

「もう飼うことができなくなってしまったから、犬を手放す」「育てることを放棄する」という人もいる。どこかに捨てる人もいれば、愛犬を自ら保健所へ連れて行く人も。

でもそれは、飼い主の身勝手だ。やむを得ない事情があったとしても、愛犬のためにほかに手段はなかったのだろうか。

逃げ出したいくらいに悲しい現実だけれど、犬はただ、飼い主の決断を受け入れるしかないのに……。

見つめる犬
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

犬を飼うということは大変なことだ。小さな子どもを育てているのと変わらない。

子犬のうちはしつけも一苦労。言うことを聞かないときには、怒りたくもなってしまうだろう。

犬も年をとれば病気になるし、介護が必要にもなってくる。生きているのだから、当然のこと。目をそむけたい最期の悲しい瞬間も、必ず訪れる。

年齢を重ねた先に苦難が待ち受けている、といっても過言ではない。はじめて見たときの「かわいい」という単純な感情だけでは、犬とともに生きることは難しい。

だからこそ、犬を飼うときは“いまの感情”だけではない、“未来のこと”も見据えて考えてほしいのだ。

家族がいる人は自分ひとりで決めるのではなく、みんなでよく話し合ってみてほしい。

たとえば、「もしも自分が病気になってしまっても、家族が愛犬を育ててくれるか」なども、大事なこと。

愛犬をひとりぼっちにさせてはならない。

犬と生きるということ

見つめるトイ・プードル

これから犬を飼いたいと思った人は、いろいろ考えてしまったかもしれない。

でも、大変なこと以上に素敵な瞬間もたくさん訪れることも、知っていてほしい。犬を飼うということは、あなたの人生を豊かにしてくれるのだ。

楽しいとき、嬉しいとき、つらいとき……あらゆる時間を犬と共有する。あなたが寂しいときには、寄り添って心を温かくしてくれるはず。

犬の生き方を見て、学ぶことも多いだろう。ときに、あなたの価値観すらも変えてくれるかもしれない。


「犬は家族」という人が増えた昨今だけれど、それだけ犬は親しい存在だという証だろう。犬はあなたにとって、確かに“かけがえのない存在”になっていく。

見つめるミニチュア・ダックスフンド
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

犬と生きることを決めた人が、彼らのためにできること。それは、目の前の愛犬を最期まで愛を持って育てると約束することではないだろうか。

当たり前のことだから、言葉にするとちっぽけに見えるかもしれない。だけど、忘れてはならない、守らなくてはならない大きな約束ではないだろうか。


愛のある飼い主が増えたなら、もっと世界は違うのではないかと思うのだ。

文/凜香
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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