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「大好きなパパのところへ行きたい!」でも階段を上れない犬の行動とは?|獣医師が解説



このとき、茶々丸ちゃんの身に何が起きていたのでしょうか? 飼い主さんにお話を伺います。
「上にパパがいる!」
飼い主さん:
「おもちゃをくわえて、近くに行きたい衝動に駆られたようです。
茶々はこのおもちゃが大好きです。おもちゃをくわえて階段を上ろうとするときは、このおもちゃか、イチゴのおもちゃのどちらかを選んでいます」
このあと、茶々丸ちゃんは階段を自力で上ったのだそうです。

飼い主さん:
「ちなみに、大好きなお豆腐を食べたあとも、こんなふうにおもちゃをくわえて階段を上ろうとします。そのときは、パパはいないんですけどね(笑)」
茶々丸ちゃんがなかなか階段を上れなかった理由は?
飼い主さん:
「茶々は、ふだんは階段の上り下りを簡単にしています。
ただ、おもちゃをくわえていると、バランスが悪くなるんでしょうか? いつもこんな感じになってしまいます」
最終的に、どうやって階段を上るかというと……
飼い主さん:
「こうなったら、毎回「がんばれ!茶々!」と心のなかでエールを送ります。そして、上の段でバランスを崩すと大変なので、上りきるまで茶々に付き添っていきます。なにせ10才なので……」
飼い主さんに応援されながら、自力で上の階へ上っているだといいます。
【獣医師解説】おもちゃをくわえると階段を上るのがヘタになる理由

いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生が解説します。
山口先生:
「くわえているおもちゃが軽い場合は、重みによってバランスがとりにくくなるというより、おもちゃをくわえることによって視野が遮られることのほうが、階段をうまく上れなくなる理由として考えられると思います。
もし、愛犬が階段を上れずに足踏みしているときは、安心して階段を上ることができるよう付き添ってあげるといいでしょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/小崎華
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