犬が好き
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悲しみの中にいたときに迎えた子犬 無邪気な姿で、家族に再び笑顔をもたらす存在に
写真は「お迎え初日のおもちくん」の姿をとらえたものだそう。飼い主さんに話を聞くと、撮影当時のことを次のように話します。
「おもちはピョンピョン跳ね回って動き回るので、なかなか正面を向いてくれなかったんです。この写真はケージ越しではありますが、正面を向いてくれた奇跡の一枚となりました」
おもちくんと家族になった経緯や、現在のおもちくんの様子について、飼い主さんにお話をうかがいました。
先代犬との別れを経験。息子さんの「ある思い」から、また犬と暮らすことに
「年齢的なこともありましたが、病院通いの日々が続くなかでもラテは笑顔を忘れず、最後の最後まで必死に生き抜き、私たち家族にたくさんの癒しと愛とパワー、そして笑顔を与えてくれたとても優しいコでした。
そんなラテがいなくなり、家がこんなにも静かで寂しくて、悲しくてつまらない日常になるとは思ってもいませんでした」
そんな日々が2、3カ月と続いたある日のこと。元気のない飼い主さんを見た小学生の息子さんが、クリスマスにこんなお願いをしていたのだとか。
「息子が『お母さんの誕生日に犬をお迎えしてあげたい』と、サンタさんにお願いしていたんです。その話を夫にしたところ、夫が『可愛いよ?』と言いながらポメラニアンの子犬の写真を見せてくれました。
当時の私は、もう犬を飼うことはないだろうと思っていました。でも、夫と話すなかで『子犬に会いに行ってみよう』と、話が進んでいったんです」
「ラテと同じで、白ポメラニアンのおもち。『小さくて白くて可愛いこのモフモフにもう一度埋もれたい、抱きしめたい』と、心のどこかでずっと願っていました。
けれど、いざ迎え入れてみると、可愛くて嬉しい気持ちとともに『このコはラテではないんだなぁ』と、寂しさのような気持ちを感じる瞬間も。
でも、やっぱりどこか『懐かしいなぁ』と思ったりして、お迎えしたばかりの頃は複雑な感情でいっぱいだったことを覚えています」
おもちくんのおかげで、再び家の中が明るくなった
そんなおもちくんは「寂しがりやな一面」もあるといい、飼い主さんがトイレに入って姿が見えなくなると、ドアの前で鳴いて待っているような姿が見られるそうです。
「トイレをときどき失敗したりはしますが、ほぼ自分でトイレができるようになったことは大きな成長だと感じています。
一番感動したことは、“ポメスマイル”ができたときです。ある日、いつものように走り回ったあと、突然満面の笑顔を見せるおもちがいました。その日を境に表情が豊かになり、今では常にニコニコと楽しそうにしています」
「おもちが家族になったことで家の中が再び明るくなり、家族みんな笑顔が増えました。あたたかな空気が流れており、まるで太陽の光をいっぱい浴びたひまわりが咲いたようです。
おもちが笑顔で元気に長生きできるように、これからも家族で支えていきたいと思います。『犬と私の10の約束』を守り、日々成長していくおもちとの時間を大切にしていきたいです」
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