犬が好き
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警戒心が強くて不安な表情をしていた元野犬の子犬 2年後、家族に心を許した姿に「信じることを頑張ってくれてありがとう」
白雪ちゃんとの出会いについて、「Instagramの里親募集の写真を見たことがきっかけ」と話す飼い主さん。いつか犬と暮らすのが夢だったといい、子どもの頃から「お迎えするなら保護犬を」と考えていたそうです。
そして、Instagramで里親募集中の白雪ちゃんを見つけた飼い主さんは、「これは運命的な出会いだ!」と、お迎えを決意したといいます。
撮影当時、生後4カ月だった白雪ちゃん。とにかく警戒心が強くて一切動かず、クレートから出てこなかったのだそう。写真はスマートフォンでクレートの中の様子を撮影したときのものだそうですが、白雪ちゃんの不安感しかない表情を見て、飼い主さんは「こちらもどうしたらよいのか手探り状態だった」と振り返ります。
2年後の白雪ちゃんは
お迎え当時は「警戒心の塊」だった白雪ちゃんは、今では飼い主さんに心を許して無防備な姿まで見せてくれるようになったようです。
「1枚目の可愛い子犬の時期に恐怖心でいっぱいだった表情を見ると、今でも心が痛みます。もっと上手に対応できる家庭だったらこんな表情をさせなかったんじゃないだろうか、うちに来てよかったんだろうかなど、私たち家族もたくさん悩みました。
そんな時期を過ごしたので、2枚目の白雪を見ると『こんなに信頼してくれてありがとう! 信じることを頑張ってくれてありがとう!』という感謝の気持ちでいっぱいになります」
苦手なこともあるけれど、少しずつ克服していろいろなことができるように!
たとえば、お迎え当時の白雪ちゃんは見るもの、聞くものすべてが怖かった様子で、「お散歩なんて論外」だったそう。やっとクレートから出てこられたかと思ったら、今度はソファの下に潜り込んでしまい、「目も合わないし、お散歩の用意をしただけでほふく前進で逃げ惑う状態」だったのだとか。
それが、散歩の訓練を試行錯誤しながら続けていくなかで、白雪ちゃんは散歩が大好きなコになったといいます。
「イタズラを指摘されると『やべっ』って顔になったり、パパには『きゅるるん♡』な上目遣いでおねだりしたり。子どもたちとはめちくちゃ笑顔で遊んだり、お散歩中も『楽しいねー!』というような笑顔で振り向いてくれたりと、表情が豊かになりました。
甘えられるようになったかと思えば、抱っこは今でも大嫌いだったりと、まだまだ難しいなぁと思うことも多いですが、今は『すべてひっくるめて白雪なんだ』と受け入れています。
無理強いはせずに白雪のやりたいようにやらせてあげることで、白雪らしさが出てきているなと思います」
元野犬だった白雪ちゃんへの思い
「今があるのは、とにかく白雪が人を信じることを頑張ってくれたおかげです。白雪には苦労させてしまったこともあるかと思いますが、全力で甘えてくる姿を見ると『あんなにビビりだったのにこんなにも甘えてくるなんて頑張ったねぇ』と思います。
白雪には毎日『うちに来てくれてありがとう、頑張ってくれてありがとう』と思っています」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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