全国に58頭しかいない『介助犬』を知っていますか？5年ぶり完全現地開催の『介助犬フェスタ2024』をチェック！

みなさんは「介助犬」について耳にしたことはありますか？
介助犬とは、手や足に障がいのある方の手助けをする犬で、その方の障がいに合わせて、
・落としたものを拾う
・携帯電話を持ってくる（緊急連絡手段の確保）
・ドアの開閉をする
・靴や靴下を脱がせる
など、さまざまな介助作業を障がい者の身体状態に合わせてオーダーメイドで行います。

介助犬は盲導犬・聴導犬と共に『身体障害者補助犬』として障がい者の社会参加・復帰を目的に育成されており、障がい者には無償で貸与されます。
しかし、実働数は全国で58頭と少なく、認知度が低いことが課題です（2023年10月時点厚生労働省）。

介助犬は機能面だけではなく精神的な支えにもなる存在で、介助犬と暮らすことによって、「一人で外出することの不安が軽減した」、「近所の人との会話が増える」など、介助犬を通して障がいをお持ちの方は社会とのつながりがより深くなることが期待でき、豊かな生活を楽しむことができるようになります。

『介助犬フェスタ2024』に参加しませんか？

「介助犬フェスタ」は介助犬の認知度向上を目的に開催され、今年で14年目。新型コロナウイルスの影響でオンライン開催や、オンラインと現場開催を同時に行うハイブリット開催が続いていましたが、今回は5年ぶりに完全現地開催！

現地だから分かること、感じられることが盛りだくさんの楽しいイベントの数々が予定されています。
楽しく介助犬についても学べそうですね♪

介助犬フェスタ2024概要

◆イベント名　
介助犬フェスタ2024

◆開催日　
2024年5月18日（土）11時～15時

◆開催場所　
愛・地球博記念公園　地球市民交流センター

◆主催　
社会福祉法人日本介助犬協会

『介助犬フェスタ2024』はステージコンテンツや体験コンテンツ、展示コンテンツ等様々なコンテンツを実施！

●補助犬3種のデモンストレーションが見られるステージ！

介助犬、盲導犬、聴導犬の各団体によるデモンストレーションを実施。楽しそうに活動をしている補助犬の様子を見ることで、補助犬への理解も深まるのではないでしょうか。

●「感謝のつどい～認定報告会～」
「感謝のつどい～認定報告会～」が今年も開催されます！昨年度認定された介助犬ペアとDI（Dog Intervention＜犬による介入＞）ペアを紹介。通常は会員限定で見ることができるコンテンツですが、当日会員登録すれば参加可能に！

注目のコンテンツは他にも！

●「チャリティーラッフル」

チャリティーラッフルでは宿泊券をはじめ、今年もポルノグラフィティさん、読売巨人軍菅野智之投手が賞品提供！ドキドキわくわくの抽選発表は当日のステージで！

フェスタならではの体験型コンテンツも！

● 介助犬と！車椅子＆トレーニング体験

実際に車いすに乗って段差を乗り越えられるか、坂道を自分の手で漕いで登ることができるかなど車いす体験をすることができたり、介助犬のPR犬に合図を出して、介助犬と一緒に生活をされている方がどのように介助犬と生活をしているか疑似体験することができます。

●愛犬連れに嬉しい似顔絵コンテンツも！

介助犬フェスタは愛犬連れでの参加もOK！愛犬の似顔絵をその場で描いてもらえる「愛犬似顔絵」に参加して、お土産にすることもできます♪

●ツインバスケ体験
車椅子バスケットボールの１種であるツインバスケは、手足に障がいのある方のスポーツです。通常のバスケットボールのゴールとは別にもう一つ低いゴールを使用し、2組のゴールを使って行うためツインバスケと呼ばれています。今回はツインバスケットボールの選手と一緒に体験することができます。

●祝！シンシアの丘15周年、社会福祉法人設立20周年

今年は介助犬総合訓練センターシンシアの丘15周年、社会福祉法人設立20周年の年。協会の紹介と共に周年事業に向けての展示もあり、協会について知ることができる内容です。

●その他

介助犬フェスタでは、令和6年4月から事業者による障害のある方への提供が義務化された「合理的配慮」についてや、介助犬がどのように育成されているのかを紹介する「介助犬の一生」についてなども、展示にて紹介されています。

その他にも、ステージでは、介助犬使用者のお話を聞くことができたり、シンフォニックバンドの生演奏を楽しめます。介助犬フェスタのコンセプトでもある【見る、知る、感じる、そして楽しむ！】を体験できるイベントの数々、楽しみにしたいですね！