亡くなった親戚の愛犬を引き取った飼い主一家　“家族思い”で“かまってちゃん”な素顔を見せてくれる姿に「可愛くて愛おしい」

「楽しい」が伝わる最高の笑顔が可愛い！

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@hanachan_0815さんの愛犬・はなちゃん（取材時4才／柴犬）。ニコニコ笑顔が可愛らしいこちらの写真は、2024年3月に撮影したものです。

撮影当時、飼い主さんは後ろに咲いているバラと一緒にはなちゃんの写真を撮ろうとしていたそう。しかし、スマホ嫌いなはなちゃんは、なかなか目線をくれなかったのだとか。一緒にいた夫がはなちゃんの気を引いて、ようやく撮影できた一枚だったといいます。

はなちゃんの素敵な笑顔をおさめることができたこの写真は、飼い主さんのお気に入りの一枚となったそうです。

はなちゃんは元々、親戚の方が飼っていた愛犬だった

飼い主さんによると、はなちゃんは田舎の親戚の方に飼われていたコだったそう。飼い主さんが帰省した際には、実家ではなちゃんを預かることもあるなど、よく可愛がらせてもらっていたといいます。

しかし、その親戚の方が突然亡くなられてしまい、飼い主がいなくなったはなちゃんをどうするかという問題に直面したのだとか。

飼い主さん：
「はなちゃんを引き取りたいと申し出てくれた方はいたのですが、いざそのお宅で過ごすと相性が合わなかったようです。

旦那と子どもたちは我が家で引き取りたいと思っていたそうですが、『一番引き取りたいであろうママ（私）が、はなちゃんを田舎から都会へ連れてくることを気にしているのでは』ということや、この先10年以上全責任を負えるのかと思い悩み、言い出せなかったそうです」

紆余曲折あったものの、家族での話し合いの末、当時2才8カ月だったはなちゃんを家にお迎えすることに。「最愛の飼い主さんを目の前で亡くしているはなちゃんに、二度とそんな思いをさせたくない。だから私が看取るんです」と、飼い主さんは強い思いでお迎えを決意したといいます。

こうしてはなちゃんは、飼い主さん家族のもとで“第2の犬生”を歩むこととなったのでした。

はなちゃんはどんなコ？

はなちゃんの素顔について、「とても家族思いなコ」と話す飼い主さん。家族の誰かが体調を崩すと、ずっとそばに寄り添うような優しい姿が見られるのだとか。

また、「感情が顔や表情に出やすいコ」だそうで、飼い主さんの前ではさまざまな表情を見せてくれるといいます。

飼い主さん：
「スマホで写真を撮られるのが苦手なため、その瞬間をおさめるのが難しいのですが……。仕事に行くときは、『ふーん。お仕事かぁ』みたいな顔をしますし、帰ったときには目を輝かせて『おかえり！　おかえり！』と出迎えてくれたりもします。そのようなはなちゃんの反応が嬉しいです」

そんなはなちゃんは、「気まぐれだけど、かまってちゃん」「観察能力が鋭く賢い」という一面も。思わずクスッとしてしまう行動をするようです。

飼い主さん：
「掃除機をかけるときは一番邪魔なところに座り込んだり、“タヌキ寝入り”をしたりします。布団にコロコロしようとすると、オモチャを持って布団の上に上がったりすることも。

そして毎夕、夕飯の支度中にイタズラしようと企んでいます。なので、常に『はなちゃんどこいった？』『はなちゃん、何してる？』と話しかけ、気を配りながら夕飯を支度しています」

「これからもずっと家族の真ん中で、はなちゃんらしく過ごしてほしい」

はなちゃんを家族に迎えて、充実した日々を送っている飼い主さん。はなちゃんと暮らし始めてから家族間での会話が増えたり、笑顔になる瞬間が多くなったりなど、嬉しい変化が見られているのだとか。

飼い主さん家族にとって、はなちゃんはどのような存在となっているのでしょうか。

飼い主さん：
「はなちゃんは、とにかく可愛くて愛おしい存在です。まわりの人にはなちゃんを自慢したくて仕方ありません。年賀状もバレンタインも、はなちゃんの写真入りです（笑）

これからもずっと、家族の真ん中ではなちゃんらしく過ごしてほしいと思います」

写真提供・取材協力／@hanachan_0815さん／X（旧Twitter）
取材・文／凛香
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年3月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。