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寝る場所でわかる!犬の気持ちと飼い主さんへの信頼とは

あなたの愛犬はいつもどこで眠っていますか? 実際のところ、寝る場所は犬の感情や飼い主さんに対する信頼の度合いを示しています。足元、飼い主さんのそば、離れた場所…その選び方には犬なりの理由があるのです。

愛犬の気持ちをもっと寄り添うために、寝る場所ごとの心理と飼い主さんができる接し方について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本先生が解説します。

飼い主さんの足元で寝るのは「信頼と安心」のしるし

シー・ズー  ベッドをひっくり返して
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
愛犬があなたの足元で寝ている場合、それは強い信頼関係が築かれていると思ってよいでしょう 。愛犬にとって飼い主さんの足元は自分を守ってくれる存在のそばで安心できる場所。特に就寝時やリラックスしているときに足元で丸くなる行動は、安心と愛情を感じているサインです。

また、足元は飼い主さんの行動を把握しやすいため、愛犬にとっては「見張り」としての意味もあります。飼い主さんのために「いざというときにすぐ動ける」位置でもあるのです。

布団の中に入ってくるのは「親密な絆」があるから

フレンチ・ブルドッグ  もふもふ毛布で
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
一緒に寝ていると、布団の中に潜り込んでくることもあるでしょう。これは、飼い主さんとの関係がとても親密なサインです。体温を感じられる距離で眠ることで、子犬時代の安心感を再現しているといわれています。

ただし、夏場でも潜りたがる場合や、寝るたびにぐいぐい布団に入ってくるようであれば、寂しさや不安感が強くなっている可能性もあります。日中のスキンシップを増やしたり、 声かけを意識してみましょう。

ちょっと離れた場所で寝るのは「自立」のあらわれ

柴   竹千代  ソファの下に
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
愛犬が部屋の隅やソファの下など、少し距離のある場所で寝ている場合、それは決して愛情が薄れたわけではありません。むしろ、自分のスペースを確保できているといえます。

特に成犬になると、自立心が育ち、静かな場所で落ち着いて休みたいという本能も強まります。飼い主さんとの信頼関係がしっかり築かれていれば、無理にそばに呼び寄せる必要はありません。

体の上に乗って寝るのは「甘えたい気持ち」の表現

Mix(雑種)小型犬  お兄ちゃんの上
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
膝の上や胸の上など、飼い主さんの体の一部に乗って眠る犬もいます。これは甘えたい サインであり、「もっと構ってほしい」「自分のことを見ていてほしい」という気持ちが隠れていることがあります。

とくに留守番が長かった日や、構ってもらえなかったと感じたときに見られる傾向です。愛犬のストレスサインに気づき、スキンシップの時間を見直すきっかけにしてみてください。

行動の背景によって寝る場所は変化

ヨークシャー・テリア うろうろ
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬は環境や気分によって寝る場所を変えることもあります。昨日は足元、今日はソファの下…という場合でも、それぞれの心理状態に意味があるのです。
以下のような変化があった場合は、心のサインかもしれません。

①急に距離をとるようになった
②寝ていた場所に行かなくなった
③夜中にうろうろして落ち着かない

これらは不安や体調不良の可能性もあるため、普段の生活や健康状態とあわせて観察しましょう。

愛犬の「寝る場所」は心の鏡

カニーンヘン・ダックスフンド ナラ
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
寝る場所は、愛犬の今の気持ちを映す鏡のようなものです。毎日同じように見えても、犬なりの理由や変化があります。大切なのは、愛犬の行動を一方的に解釈するのではなく、その背景にある気持ちを想像して寄り添うことです。

「 寝る場所」 の意味を理解することで、愛犬との絆がより深まるかもしれません。

文/いぬのきもちWeb編集室 監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性がない場合もあります
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