犬が好き
UP DATE
「過酷な環境から保護された」保護犬を迎えて4年 人への恐怖心を克服し甘えん坊になった現在の姿
飼い主さん:
「犬をお迎えするときは、保護犬にしようと決めていました。そして、具体的にお迎えを考え始めたとき、動物愛護センターの譲渡対象犬のなかにレオ太朗を見つけたのです。
愛らしいレオ太朗が長期間サイトに掲載されていることが気になり、センターへ問い合わせをしたところ、仲介してくださっていた保護団体さんに繋いでいただき、レオ太朗の状況について聞くことができました」
当時のレオ太朗くんの状況とは
「保護団体さんのお話によると『かわいらしいお顔だから問い合わせは多い。でも多頭飼育崩壊の現場で、ネグレクトなどのある環境からレスキューされた背景があり、過去に一度譲渡されたもののなかなか慣れず、脱走癖もあり戻ってきてしまった』とのことでした」
レオ太朗くんに会いに行った飼い主さん
飼い主さん:
「初めて会ったとき、レオ太朗は一緒に保護された“お兄ちゃん犬”たちの後ろで、小屋の奥に隠れて震えていました。
私たちからは鼻先しか見えませんでしたが、挨拶で手を差し出したときに鼻先で手に触れてくれたのがうれしかったです。彼にとっては危険がないかの確認に過ぎなかったのかもしれませんが、改めて『このコを幸せにしたい』と強く思ったことを覚えています」
レオ太朗くんとの暮らしが始まった
飼い主さん:
「脱走癖があると聞いていたため、まずは専用のお部屋を用意し、さらに玄関には高さ2mほどの二重扉を設置しました。現在、その家からは引っ越したのですが、今でもレオ太朗専用のお部屋を設けています」
また、「当時はこれまでの環境の影響もあるのか、外で苦手な雰囲気の人に会ったりすると、強く怯えてしまっていた」というレオ太朗くん。こうした精神的なケアについても、飼い主さんは動物病院の先生に相談するなどしながら、向き合ってきたそうです。
子猫を迎えてレオ太朗くんに変化が
飼い主さん:
「ただ、落ち着いてきた一方で、どこか感情を抑えているようにも見え、当時は『もっとわがままを言ってもいいんだよ』と感じることもありました。
そんなとき、ご縁があり子猫を迎えることになったのですが、子猫を迎えたことを機に、レオ太朗が家の中を走り回ったり、甘えたり、ほしいものを主張したりと、いろいろな表情を見せてくれるようになったのです。彼はとても生き生きとしていて、辛い記憶から解放されたようにも見えました。
今では夜になると人にぴったり寄り添って眠ってくれるので、毎日幸せを感じながら一緒に眠っています」
レオ太朗くんは現在7才に
飼い主さん:
「興味のないものには本当に無関心で、散歩中にほかのわんちゃんに会っても、自分から積極的に関わることはあまりありませんが、猫ちゃんが大好きで、猫ちゃんを見ると急にテンションが上がります。
家ではとても甘えん坊で、人の姿が見えなくなると、『ピー……クーン……』と鳴きながら探しに来ます。人が立ち上がると、どこへ行くにもついてくるようなコです」
レオ太朗くんへ伝えたい思い
飼い主さん:
「レオ太朗には、過酷な環境を一緒に生き抜いてきた仲間たちがいました。たまに、一緒に保護されたコたちと会う機会があるのですが、久しぶりに会ったのにも関わらず自然と寄り添っている姿を見ると、胸がいっぱいになります。
人との暮らしのなかで辛い経験もあったと思いますが、これからは安心して、穏やかに過ごしてほしいです。そして、『うちに来てよかった』と少しでも感じてもらえていたらうれしいなと思っています」
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2026年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
UP DATE