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柴犬あるある、走り出す直前に別の生き物になるとこ|連載「ここ掘れここ柴」vol.314

今週の「柴犬のここが好き」

スイッチが入って走り出す直前、あの一瞬。
別の生き物に変わるとこ。
ヒャッ!!

そもそも「スイッチが入る」という現象自体が謎なのに、入った瞬間の、あの表情や仕草はいったい何なんでしょうか??

よく「憑依した」なんて言いますが、あれはもう比喩ではなく、体感として本当に何か入ってきた感じ。
「……これ、いつものうちの子の顔じゃないよね?」
と思ったことがある方、多いのではないでしょうか。

びくんっ!!
体が一瞬こわばり、腰がぐっと落ちることもあれば、足がやたらと開いたり、なぜかモデルさんのように前足がふわっと浮いたり。

キツネ?
ミーアキャット?
それとも未知の生物?
次の瞬間、
ババババババ!!
ザザザー!!!
見守ることしかできません。

もう、こちらにできることは見守るだけです。
下手に手を出せば、大声で怒られることもありますし、「興醒めだ」と言わんばかりに、急にスイッチを切って『すん……』と戻ってしまうこともあります。

憑依中は、一緒に遊ぼうなどと思わず、静かに静観する。これが、私なりの最適解。
……もしくは、動画に撮っておいて、後から何度も再生してニヤニヤ楽しみましょう。

今週のおまけ

こちらは別の生き物に見えるこよみさんです。
どのように見えますか?
1、うりぼう
2、シマリス
3、バウムクーヘン(ふざけました)

こよみさんにしまがあることは以前にもお話ししたかと思います。
先日、こんなことがありました。
母がお散歩でたまに会う柴犬さんはわんこが大好きで、こよみさんの姿を見つけると遠くの方で伏せて待っていてくれるそうです。
近づくと嬉しそうに駆け寄ってくれるのですが、こよみさんは威嚇してしまいます。
その様子を見た飼い主さんから衝撃の一言が。

「やっぱり猪の血が入っているから」
「???」
母はすぐには何のことかわからなかったそうです。
柴犬の祖先は猪だなんて逸話はないし、
柴犬に猪の血が入っているなんて話は聞いたことがありません。

母の話を聞いた私は「やっぱり」の意味に思い当たり、思わず笑ってしまいました。
この「やっぱり」はこよみさんの縞に原因があったのです。
私たちはこよみさんに縞があることが当たり前すぎて特に意識していませんが、
普通に考えれば柴犬にうりぼうのような縞模様があるなんて不思議なことでしょう。
こよみさんの縞と威嚇する姿が合致して、「やっぱり猪・・・」発言につながったのではないでしょうか。
面白い発想です。
しかし、もしかしたらこれはジョークなのかもしれない。
未だに真意を確かめる勇気はないのでした。

作者紹介:ここ柴

京都府在住。柴犬の魅力をイラストで表現してSNSで発信、共感を呼び、「ここ柴部」のハッシュタグとともに話題に。そのイラストは、ドラマ・映画「柴公園」のエンドロールにも登場。柴犬たちのクスッと笑える生態を描いた書籍「柴犬のここが好き」を出版。

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