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あの犬種も?元気で人懐っこい「猟犬グループ」の犬たち

現在、犬のDNA解析の研究がさかんに行われています。その結果から、犬種のルーツについてさまざまなことがわかってきました。「いぬのきもち」では、DNA解析の結果をベースに犬種全体を4つのグループに分類。今回はその中から、「猟犬グループ」の犬たちをご紹介します!

「猟犬グループ」って?

ビーグルのメイちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「猟犬グループ」に所属するのは、DNA解析の結果、猟犬のルーツを色濃く受け継いでいると判断された犬種たち。

「猟犬グループ」に所属する犬種は、元気いっぱいで人懐っこいのが特徴です。もちろん個体差もありますが、人と共同作業を行う猟犬には、人の指示をよく聞き、ほめられたいと思う性質が強いのかもしれません。

「猟犬グループ」の犬種とは?

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのチョウスケくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
DNA解析の結果、「猟犬グループ」に分類されたのはビーグルやブラッドハウンドをはじめ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、イングリッシュ・コッカー・スパニエル、パピヨンなど。

ビーグルは、ローマ時代からウサギ狩りの猟犬として活躍してきた犬種として知られ、ブラッドハウンドは猟だけでなく、その鋭い嗅覚で警察犬としての役目も果たしている犬種です。
パピヨンは愛玩犬のイメージも強いですが、意外にも猟で活躍してきたスパニエル系の血を引いているとされています。

ちなみにアナグマ猟で活躍していたダックスフンドは、猟犬の要素だけでなく、闘犬に通じる要素もかなり入っていたそう。そのため別のグループに分類されています。

テリア種も「猟犬グループ」?

ヨークシャー・テリアのゆきちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
そのほかヨークシャー・テリアやスコティッシュ・テリアなど、「テリア種」の犬種も猟犬グループに属しています。

テリア種の祖先とされるのは、17世紀のスコットランドでネズミ狩りをしていたケアーン・テリア。そこからさまざまなテリア種が交配された結果、ヨークシャー・テリアなどが生み出されたと考えられています。

たとえばウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、キツネ猟の際にキツネと間違えないようにするため、こげ茶色のテリアの中でも白っぽい毛色の犬だけを交配して誕生したのだそうです。
パピヨンやヨークシャー・テリアのように、一見かわいらしく優雅に見える犬種でも、実は猟犬のDNAを受け継いでいるとわかりました。
犬のDNAを解析すると、意外なルーツが見えてきました。今後もさらに研究が進むと、新たな事実が判明するかもしれませんね!
参考/「いぬのきもち」2016年1月号『いぬのきもち版 DNA解析でわかった!チワワは闘犬+猟犬ルーツ!犬種ツリーから知る愛犬のルーツ』(監修:東京大学大学院農学生命科学研究科獣医動物行動学研究室准教授 武内ゆかり先生、相模大野プリモ動物病院院長 玉原智史先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※参考にした2016年1月号の特集では、Heidi Parkerらが2004年に行ったDNA解析の結果をベースに、その他の研究結果も踏まえながら、犬種全体を4つのグループに分類しています。
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