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なぜ明智光秀がリスに…『織田シナモン信長』の作者・目黒川先生に素朴な疑問を直撃!
今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、作者である目黒川うな先生にインタビューを行ないました。どのようにして作品が誕生したのか、独特なキャラクター陣はどのようにして思いついたのか、などなど……素朴な疑問を直撃!
漫画『織田シナモン信長』の誕生秘話
「これまで描いてきた漫画に犬や猫などの動物が登場すると、主人公そっちのけで動物キャラが高評価だったので、思い切って犬を主人公にしてみました。最初に着想したのが、時代劇が好きで自分が侍の生まれ変わりだと信じている子犬の話でした。
ただ侍だと漠然としているので、パブリックイメージが強い織田信長を…と考えたのがきっかけです」
「柴犬を飼うのが夢でして。柴犬って表情が豊かで、漫画にしやすいなーと思ったので主人公にしました。
ほかのキャラクターは、武将とのギャップになるような犬種が多いですね。あとは、友人宅の飼い犬は高確率で採用してます」
「ブーちゃん(伊達政宗/フレンチ・ブルドッグ)は、通っていたヘアサロンの看板犬のフレンチ・ブルドッグが可愛くて懐いてくれたからです。イケメンに描かれることが多い伊達政宗は、ブサかわ犬だったら面白いかなと思いました。
ラッキー(武田信玄/ポメラニアン)は作中に出てくる通りで、ふさふさの尻尾と兜飾りがパッと思いついたからです」
「近くにいるけどなかなか手の届かない存在にしたかったからです。リス、逃げ足が早いので」
「やはりシナモンかな? 最近、シナモンが私の手を離れて独り歩きしている感じなので、立派になったなーと。アニメには出てこないのですが、朝倉宗滴も気に入ってます」
猫を飼っている目黒川先生が、犬を主人公にしたワケは…
「猫ってそんなに考えてることが表情にでないのですよ。犬のほうが感情がストレートで絵にしやすく、漫画向きだと思いました。
でも、猫の可能性があってもいいなとは思うので、織田シニャモン信長が今後どこかで読めるかも…」
目黒川先生から「いぬのきもちWEB MAGAZINE」読者へ
「有史以前から人間と犬は共同生活をしていたので、何千年経っても関係性って変らないんですよね。ただ、どんなに科学が進歩しても、人間は犬の気持ちを完全には理解できないと思います。
犬は色々なことを考えてるかもしれないし、中身は見た目と全然違うかも……ってアニメを観ていただけたら嬉しいですね」
「アニメになる際に、監督さんへ『犬の動き』と『犬を飼っている人が楽しめる』というリクエストをしました。犬あるあると戦国小話を一度に楽しんでいただければと思います」
取材・文/柴田おまめ
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