可愛い犬モチーフグッズを見つけると、自然と笑顔になったり、気持ちがほっこりしませんか?
羊毛フェルト作家の
ハハムネさんのフェルトドッグ作品は、どれも生き生きとしていて、今にも動き出しそうなほどリアルで…そして何より、
愛犬そっくりの作品を作ってくれるんです。
リアルで可愛い柴犬のフェルトドッグ
愛犬を亡くしたことをきっかけに、羊毛フェルト作りを始めたというハハムネさん。
「こけしば」「わん椀」「壁犬」などのフェルトドッグや、
ドッグチャームなど、おもに柴犬の羊毛フェルト作品を手がけています。
最近では、
顔と体はリアルに柴犬の特徴を再現し、足元だけはこけしのように簡略化させたフォルムの「こけしばPremium」という作品をメインに作っているそうです。
こだわりはそのコの「表情」
こちらの柔らかい表情で微笑む柴犬も、羊毛フェルトで作られた作品とは思えないほどリアルで、本物の柴犬を見ているように感じませんか?
作品を作るにあたり、ハハムネさんは「表情に一番こだわっている」と話します。
オーダー作品を作る場合は、「似せる」ということはもちろんのこと、 一番そのコらしくて愛おしい瞬間の表情を形にするまで、作っては修正の繰り返し。とくに目元と口元で印象が大きく変わるため、そこに最も時間をかけているのだとか。
また、美しい毛並みともふもふ感にもかなりこだわって制作しているそうです。
そのコの「オンリーワンのチャームポイント」も再現できるように
また、ハハムネさんは「和犬はとくにですが、お顔だけでなく本当にみんな違うのです!」と話します。
表情のほかに毛色や柄、骨格など、そのコの特徴をあらゆる角度から研究し、オンリーワンのチャームポイントを可能な限り再現できるように、細部にまでこだわった作品づくりを意識しているそうです。
写真には写らない部分を想像することが、再現度を高める秘訣
制作する際、ハハムネさんはそのコらしい表情を引き出すために、気をつけていることがあると話します。
ハハムネさん:
「オーダーの際は資料用にそのコのお写真を撮っていただくのですが、こういうときはみんな真顔になってしまうんですよね。
なので、SNSの画像や投稿に書かれていることをさかのぼってて拝見し、そのコらしい表情を探り出します。どういったことが好きでどんな性格かを把握していると、記憶から手に伝わってそのコらしくなる気がするのです。
お写真には写らないけれど、飼い主さんだけがいつも見ているそのコのお顔を想像して、 実際のお写真よりも気持ち口角をあげて笑顔盛りをしています」
気軽にお出かけに連れて行けるのも楽しい♪
「こけしばPremium」の魅力は、気軽にお出かけに連れて行ける点にもあります。愛犬と一緒に行けない場所でも、愛犬そっくりのこけしばPremiumといれば、「愛犬が一緒にいるように思える」という声も寄せられ好評なのだそうです。
外に持ち出しても型くずれや毛羽立ちしにくいよう、丁寧に刺し固めて作っているそうなので安心ですね♪
コロナ禍の作品制作で実感したこととは?
素敵なフェルトドッグなどを制作し、見ている人たちを魅了しているハハムネさん。最後に、作品作りへの思いを聞いてみると、次のように話してくれました。
ハハムネさん:
「インスタのpostでは作品やお出かけショットなどがメインですが、ストーリーズでは制作過程を載せています。
4月〜6月に作っていた作品がちょうどコロナ禍で、自粛生活まっただ中の時期でした。ストーリーズで日々完成に近づく過程を掲載すると、それを見たオーダー主様やフォロワーの方々から、『コロナ中にこんな楽しみをいただけてうれしいです』 『家族みんな笑顔になりました!』といったお声をいただいたんです」
ハハムネさん:
「私の作るフェルトドッグで、ペットロスの方の切実な苦悩を和らげられたり、人を笑顔にできるんだな…と実感しました。不穏な世の中、少しでも明るい気持ちになってもらえたら嬉しいです」
ハハムネさんのInstagramには、素敵な作品がたくさん投稿されているので、みなさんもぜひ覗いてみてくださいね♪
参照/Instagram(
@8106ne88)
取材・文/雨宮カイ