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7年間繁殖犬として過ごした犬→大切な家族ができ笑顔いっぱいの第2の犬生を歩んでいた
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、伶音ちゃんとの出会いや今の暮らしについて、飼い主さんに2回に分けて(2019年6月/2021年3月に取材)お話を伺いました。
先代犬が繋いでくれた伶音ちゃんとの出会い
そして、保護犬カフェのInstagramで伶音ちゃんの写真を目にしたのです。
飼い主さん:
「お空にいるクッキーが、伶音と私を繋いでくれたのだと思います。もし、赤い糸で繋がっているのなら、ママがお迎えに行ける日まで待っていてね! と毎日を祈りながら過ごしていましたね」
そんなある日のこと。飼い主さんの祈りが通じたかのように、急遽ご主人が単身赴任から帰ってくることになったのです。保護犬カフェにいる伶音ちゃんの写真を見てから3カ月後、飼い主さんご家族は伶音ちゃんと対面し、家に迎え入れることを決めたのでした。
自然と「れおん」というイメージが湧いてきた
飼い主さん:
「初めて会った帰り道、抱っこしたときの感触やかわいいお顔などが忘れられずにいたときに、自然と『れおん!』というイメージが湧いてきたんですよね」
伶音ちゃんの幸せが、飼い主さんの幸せに
「伶音が安心してスヤスヤ寝ている姿、そして『れお~ん』と名前を呼ぶと振り向いてくれたり、ダダダーッとしっぽを振りながら駆け寄って来てくれたときに、幸せを感じます。伶音が幸せと感じていてくれることすべてが、私の幸せです」
伶音ちゃんに二度とつらい思いはさせたくない
しばらくしてから、手術の立ち会いができる歯科専門の病院で、伶音ちゃんは治療を受けることに。手術をしてから、伶音ちゃんは食欲旺盛でとっても活発になったのだそうです。
「手術を見守りながら、『伶音ともっと早く出会っていれば…』と悔しい気持ちで涙が出ました。伶音には二度とつらい思いはさせたくありません。残された伶音の歯をしっかり守り、伶音がいつも笑顔でいられるように、これからも一緒に過ごせる時間を大切にして、たくさんの愛情を注いでいきたいです」
今まで知らなかった世界を、たくさん見せてあげたい
飼い主さん:
「伶音が今まで知らなかった世界、海、山、湖、雪、お花見などの美しい自然を一緒に楽しんでいます」
【伶音ちゃんのその後に迫る】前回の取材後、どのような日常を送っているのかを聞いた
いろんな表情を見せてくれるように
飼い主さん:
「まず思い浮かぶのが、自分の感情を表に出せるようになったということです。最初から甘えん坊の一面は見せていたのですが、お人形さんのようにおとなしい印象でした。今では、嬉しいときや楽しとき、寂しいときや不安なときなど、いろんな感情を表してくれるようになりました」
飼い主さん:
「大好きなお出かけ前は、部屋中を走り回ってしっぽをフリフリしたり、ひっくり返って全身で喜びを表現したり。私がかまってあげないときは、低い声でモゴモゴと文句を言ったりもします。
家族が帰宅すると本当に嬉しそうに喜びの舞を披露してくれたりと、上手なお喋りや動きでいろんな表情を見せてくれるようになりましたね」
伶音ちゃんの優しさを感じる出来事が
飼い主さん:
「お散歩中やドッグランなどで初めてお会いする飼い主さんに、『うちのコはほかの犬が苦手ですぐに吠えたり逃げたりするのに、伶音ちゃんにはこんなに上手にご挨拶できて…こんなことは初めてです』『伶音ちゃんは優しいコなんですね』などと、とても嬉しい言葉を続けていただいたことがありました。
これこそが、伶音が生まれ持った優しい性格の表れなのかなと思っています」
飼い主さん:
「うちのコになって、もうすぐで2年8カ月になります。繁殖犬としてつらい日々を過ごしていた7年という歳月をまだまだ越えることはできませんが、それでもほかのお友達に優しく接してあげられるのは、伶音の魅力のひとつだと思います」
伶音ちゃんを全力で守り、幸せにしてあげたい
飼い主さん:
「伶音は、たくさんの幸せを運んできてくれた大切な家族です。伶音が嬉しそうにしていると私たち家族も笑顔になり、不安な表情を見せたり体調が悪そうにしていたら、家族全員で悩み考えたり。伶音は私たちにとって、全力で守って、幸せにしてあげたい存在です。伶音がうちのコになって、毎日がとても幸せです。
言葉は理解してもらえなくても、きっと気持ちは通じあっていると思うので、たくさん話しかけています。仕事が忙しくて疲れた日でも、伶音の顔を見るだけで癒されホッとした気持ちになります」
飼い主さんご家族のもとで第2の犬生を歩んでいる伶音ちゃんの様子は、Instagramでもぜひご覧ください。
取材・文・構成/雨宮カイ
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