犬と暮らす
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【調査】愛犬が反応するのはどんな言葉? 積極的に使いたい言葉を獣医師が解説
そこで、いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、愛犬が反応する言葉に関するアンケートを実施。今回は、その結果をご紹介するとともに、犬が覚えやすい言葉や、飼い主さんが積極的に使いたい言葉について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞きました。
愛犬が反応する言葉が「ある」と答えた飼い主さんは96%

ではいったい、犬はどのような言葉に反応しているのでしょうか?「はい」と回答した飼い主さんに、愛犬か必ず反応する「言葉」に関するエピソードを伺いました。
多かった回答は「ゴハン」「散歩」「好きな家族の名前」などの嬉しい言葉
- 「『散歩』と言うと寝ていても飛び起きます」
- 「『一緒』という言葉を聞くと、自分も出かけられると思って走り回って喜びます」
- 「一番好きな家族の名前。帰宅したときに名前を言うとうれしくて玄関に走っていきます」
- 「『おやつ食べる?』と言うと、たとえ大好きなおもちゃで遊んでいても途中で止めて、しっぽを振りながらこっちに来ます」
- 「『ゴハン』が一番反応する言葉です。『ゴハン食べよう』と言うと、寝ていても遊んでいても反応します。お散歩の途中でもすぐ帰ります」
- 「夜は必ずみんなと一緒に寝たいので、『ベッド行く?』と言うとワンワン大騒ぎ。ゴハンやおやつ以上の反応です」
離れていても、嬉しい言葉を忘れない犬も!
- 「一緒に住んでいない息子の名前を言うと、反応しまくりです。窓の外見たり玄関まで行ったり、一時的に走りまくります」
- 「結婚した娘の名前を言ったらすぐに飛んで行く」
- 「お友だち犬の名前に反応します。幼い頃からドッグランで毎週遊んでいたのを思い出すのか、最近は全然会えていないのですが、反応して見てくれます」
飼い主さんからはこんなエピソードも
- 「『おやつ』『お散歩』『お肉』『ササミ』など……。人用に言っても、自分用だと思ってしまうのでなかなか困る」
- 「友人や家族と『ご飯、何食べる?』という会話をすると、自分のゴハンだと思って毎回テンションが上がってしまうので、『ご飯』というワードには少し気を使います」
- 「『マンマ』です。もとは『ゴハン』だったのですが、何気ない会話のなかの『ご飯』というワードにいちいち反応するので『マンマ』に変えました」
【獣医師監修】どんな言葉を使うといい?犬が覚えやすい言葉
――犬はどのような言葉を覚えやすいのでしょうか。
山口先生:
「犬は、『食べ物などのポジティブなものと結びつく言葉』『発すると同時か直後に提示される物やしぐさの名前』『短い言葉』『毎日のように繰り返される言葉』は覚えやすいとされています。理由は学習しやすいからです」
――愛犬とのコミュニケーションで積極的に使用したい言葉があれば教えてください。
山口先生:
「愛犬の名前や『おりこう』などのポジティブな言葉は、言葉だけではなくアイコンタクトをしながらコミュニケーションすると、お互いの信頼関係を深められます。また、『ゴハン』や『おやつ』などの食べ物と結びつく言葉も日ごろから使っておくと、愛犬が何かに執着して気をそらしたいときに役立ちます。『お散歩』『トイレ』『ハウス』などのルーティンに関わる言葉は、円滑な日常生活に役立つでしょう。
短くわかりやすい言葉をいくつか学習させ、上手にできたらほめてあげましょう。成功してほめられる経験は、犬にとっても喜びにつながります」
取材・文/小崎華
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年8月時点の情報です。
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