なんでこのタイミングで…！ふんばる愛犬と慌てる飼い主｜連載「こぐま犬てんすけ」vol.118

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出物腫れ物所嫌わず

こんにちは、スズメ天狗。です。

ある時、休日にちょっと遠出をして違う街を歩いていたときのこと。

知らない場所が大好きなてんすけは、いつもの散歩よりも張り切って歩いていました。

商店街っぽい、お店が並んでいる通り（てんすけが大好きな雰囲気）に入ったときも

嬉しそうにお尻を振りながらずんずん歩いていたのですが、ハッしてみるとお尻の穴がぷくぷくに膨れています。

あっこれは…と思ったらやっぱりウンチングスタイルを取り出すてんすけ。

慌ててお尻の下に紙を敷いた時、目の前のタクシー乗り場からゆっくりとタクシーが発車しようとしていました。

てんすけがしゃがんだのはちょうどその真ん前。

人々が行き交う商店街の真ん中でしゃがんでいたのです。

タクシーの運転手さんがてんすけに気づいて止まってくれたのですが、

こういうときに限ってなかなかスッと出ないもの。

頑張って気張っているてんすけを「早く早く」と焦って急かす私。

周りで通りがかった人たちがくすくす見ている中、やっと出し切ったてんすけを

慌ててひっぱって道の横に移動しました。

タクシーの運転手さんは、怒る様子もなく、しょうがないね、という苦笑を浮かべながらゆっくりと車を動かして去っていってくれて、本当にありがたかったです。

衆人環視の中、突然うんちしたてんすけはスッキリした＆うんちしたおやつを期待してニコニコと私を見上げます。

しょうがないよねと邪魔にならないところに移動してからゆっくりお尻を拭いておやつをあげました。

出物腫れ物所嫌わずと言いますが、こういう時は本当に焦ります。

踏切の真ん中とかじゃなくてよかったです。(；´-ω-`)