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柴犬あるある、「癒し」と「笑い」を与えてくれるとこ#うちのコにじゅうまる|連載「ここ掘れここ柴」vol.150
今回は「うちのコにじゅうまる」(20周年をかけてます!)をテーマに
いぬのきもちWEB MAGAZINEの連載陣が特別コラムをお届けします!
うちのコにじゅうまる
私はこの光景が大好きなのです。
母が父の肩を揉み始めると、スッと父の前に腰を下ろすこよみさん。
しばらく無言で背中を向けています。
父がそれに気づかないでいると、ふっと父の方を振り向いて…
(お父さん。お父さんは揉んでもらってるだけやんな?手、空いてるやんな?)の顔。
見つめるこよみ。
「ああ、そうか。こよみも揉んでほしいんか。」
(全く勘が悪いんだから)と思っていそうな表情。
こよみを揉む、もとい、"モフる"父。
父の肩を揉む母。
母に揉んでもらいながら、こよみを"モフる"父。
ただただ"モフってもらうだけ"のこよみ。
こよみさんの一人勝ち。
この状態になるともう笑うしかないのです。
「こよみはきもちいいだけやん!」
こよみさんはいつも私たちを癒してくれます。
それだけではなく、"笑い"もわかっているところがさすがです。
「癒し」と「笑い」でにじゅうまる。
してやったり。
わかってやっているんですよね。
「こよみは賢いな〜」
親バカなのはわかっていますが、こよみさんは本当によく考えて動いているなあと思います。
○お父さんにモフしてほしいときは、じっと見つめてからのゴロン。ゴロンからのあご指し(※)
※あご指し…あごを下から上に振り上げて暗に「モフれ」と指図すること
○お散歩中にうまうまが欲しくなったら座り込み
(お散歩道にはうまうまスポットが点在しています。)
○机の脚をカリカリしてもうまうまをもらえない時は、首を傾げて俯いて「うちひしがれポーズ」
○家族の空気が少し悪くなると庭に出るテラス窓をカリカリして空気の入れ替え。(開けてもこよみさんは外に出ません。換気できるまで、少しだけ足先を出して寝転がるのです。)
あげればキリがありません。
こよみさんは私たち家族にとって、本当にかけがえのない大切な存在になりました。
こよみさんに頼っているところもあるかもしれません。
実はにじゅうまるでは足りないのです。
もう、こよみさんは特大のはなまるなのです。
作者紹介:ここ柴
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