「我が家に来たら幸せになるよ!との想いで、はなこを迎え入れました」と話すのは、Instagramユーザーの
@hanahanahanako2020さん。
愛犬・はなこちゃん(メス/推定年齢11才)は保護犬でした。飼い主さんは、出会う前のはなこちゃんがどこで、どのような犬生を歩んできたのか、まったく知らないといいます。
生い立ちのわからない、はなこちゃんとの出会い
はなこちゃんとの出会いは、9年前のこと。飼い主さんが勤務している動物病院に、保護犬の里親募集をしてもらえないかと相談があったのだそうです。そのコが、はなこちゃんでした。
詳しい生い立ちがわからないはなこちゃんは、家族になってくれる新しい飼い主さんとの出会いを待っていたのでした。
飼い主さんご家族は、数年前に最愛の愛犬との別れを経験していました。そのため「お別れがすごくつらく、また犬を飼おうとはなかなか思えなかった」そうですが、動物病院で里親募集をすることになったはなこちゃんを見て、心境に変化があったといいます。
飼い主さん:
「ある日、私がはなこのお世話をしていたときのことです。ちゃかちゃかしていて明るいのに、どこか寂しげなはなこの姿がとても気になってしまって。『このコをうちで迎えてあげよう』と、連れて帰ることを決めたんです」
「はなこを幸せにしたい」という想いが、飼い主さんの気持ちを変えたようです。
はなこちゃんの姿を見て、「環境」の大切さを実感する日々
はなこちゃんを家族に迎えた飼い主さんご家族。迎えたばかりの頃のはなこちゃんは、ガリガリに痩せていたそう。毛並みも悪く、耳の毛は一部生えていなかったのだとか。
しかし、家に迎えて1週間ほどが経過した頃には耳の毛が生えそろったりと、はなこちゃんに変化が見られたといいます。
飼い主さん:
「特に薬を飲んだりせず、はなこは普通の生活をしているだけで、毛並みが良くなりました。環境って大事だなぁと改めて思いました。
我が家に来て見た目もだいぶ変わりましたが、ベッドで同じ枕を使って一緒に寝たり、話しかけるとじっと目を見てその言葉を理解していたりと、はなこは気づけばすっかり“人のような犬”になっていましたね(笑)」
はなこちゃんは、いろんな変化を見せてくれるように
出会った頃から、とてもフレンドリーなはなこちゃん。どこへ連れて行っても、いろんな人に可愛がってもらえるのだそう。
そんなはなこちゃんは、若い頃はかなりのやんちゃさんだったそうで、飼い主さんは「私の服や靴などはいくつ壊されたのかわからないほどです」と話します。
現在シニア期になって落ち着いたはなこちゃんは、より穏やかなコになったそう。共に過ごしてきた9年間で、はなこちゃんはいろんな変化を見せてくれたそうです。
飼い主さん:
「たとえば、最初の頃はお散歩に不慣れで、これまであまり歩いてこなかったのか、足先の筋肉が弱かったように感じました。それが今では、よく歩くようになってしっかり筋肉もつき、お散歩が大好きになりました」
飼い主さん:
「また、もともと好き嫌いが多いコでしたが、今では食べることが大好きになり、おいしそうに食べている顔がとても可愛いですね」
シニア犬になったはなこちゃんへの思い
最後に、はなこちゃんへの思いを聞くと、飼い主さんはこのように話してくれました。
飼い主さん:
「優しいはなこのお陰で私もいろいろ経験でき、はなこからたくさん学び、逆に私たちが幸せをたくさんもらっています。
はなこと出会ってからあっという間に9年経ち、最近年齢を感じることが多くなってきました。体も元から強いほうではないので、病院も定期的にお世話になっています。
後悔のないよう、これからも私にできることはやれるだけやって、はなことのんびり楽しく、穏やかに過ごしていきたいですね」
写真提供・取材協力/Instagram(
@hanahanahanako2020さん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ