犬が好き
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お世話に必死、不安で落ち込む毎日…愛犬が気づかせてくれた「一緒に笑顔で過ごす」ことの大切さ
そんな日々を乗り越え、愛犬のポテトくんと過ごすうちにちひろさんに起きた変化について伺いました。
初めてのお世話は不安で落ち込むことも
結婚して独立し、初めてお迎えをしたのがポテトくん。実際にすべてのお世話をすることになり、最初は何もかもが新鮮な一方、正解がわからず不安になったり、落ち込んでしまいます。
ポテトくんと一緒にいて毎日幸せなのに、自分で自分を責めて泣いてしまう日もあるほど。
「どういったしつけが正しいのか、どんな食事がいいのか、これはこうじゃなくちゃ…」と
理想通りにいかないと落ち込み、夜は毎日ひとりで反省会をしていたといいます。
ポテトくんの成長を見て前向きな気持ちに
そんなポテトくんを見て、「まずはポテトと楽しく過ごそう」と考えるようになったというちひろさん。
落ち込んでいても何も変わらず、自分自身を責めてしまうだけ。
それならは一緒に過ごせる大切な時間を笑顔で過ごそうと決めます。
ネガティブな気持ちはポテトくんにも伝わってしまうからと、
悩むことはあってもとりあえずいろいろやってみよう!と思えるようになったのです。
「今になって思うのは、何が正解かは犬それぞれ。理想ばかり求めるのではなく、ポテトと向き合っていろいろ挑戦してみることが大切だな、と」
ある日の散歩で起きた奇跡のようなできごと
翌日は気分も上がらず、ポテトくんとのお散歩中も下を向いてばかり…。
そのとき、ポテトくんはいつもと違うお散歩コースを案内してくれました。
ちひろさんが行ったことのない道を、いつもより強く誘導するポテトくん。
少し心配しながらもついていく、そこには大きく咲き誇るたくさんのヒマワリが。
「元気がないことを察して案内してくれたんだ」とちひろさんは思わず泣いてしまいます。
「主人とお散歩したときに通って覚えていたのかもしれないけれど、なんてことのない毎日の散歩でも少し道を変えるだけでこんなにステキな場所があるのだとポテトから教えてもらった」と感じ、とても感激したそうです。
愛犬との毎日を通して自分自身にも大きな変化が
ポテトくんを通し、近所の人との交流やつながりができ、自然と触れ合う機会も増えたり、世界が今までよりも広がったと感じています。
ポテトくんを一番に考え、休日は一緒に公園へ行ったり、旅行に出かけたり。
愛犬についての健康や知識をつけるために資格も取ったといいます。
お世話に協力的なご主人との会話も今まで以上に増え、ちひろさん自身が笑顔でいられることが増え、体調も以前より安定しているのだとか。
「ポテトがいなければこんなにも世界が色づいて見えることもなかったし、いつもありがとうの気持ちでいっぱいです。一方で私はポテトに何を与えることができているのだろうと考えることもありますが、一緒にいて幸せだと思っていてもらえるよう毎日過ごしていきたいです」
Instagram(@poteto.1224)
取材・文/青柳恵美香
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