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わずか5日間で亡くなった愛犬と似たコを探し続けた私…全く似ていなかったコが今や絶対的理解者に

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おうちにやってきた頃の虹郎ちゃん。ポンポコリンなお腹がキュート♡

犬を飼うことは相原裕香さんにとって幼い頃からの夢であり、憧れでした。大人になり、満を持して迎えたハロちゃんは、まさに「理想のコ」だったといいます。
しかし、ハロちゃんは突如この世から旅立ち、相良さんが一緒に過ごせたのはわずか5日間でした。それからというもの、「ハロにそっくりなコ」を探し続けた相原さん。果たしてそのようなコに出会うことはできたのでしょうか?

一緒に過ごした期間は短くても、幸せな気持ちで満たしてくれた愛犬

鏡越しに相原さんを見つめているハロちゃん

2020年5月。相原さんはハロちゃんを迎え、念願の犬との生活を始めました。「ハロと出会ってから、これからの暮らしを想像したり、健やかな成長を願ったり。毎日がワクワク、ソワソワ。とにかくうれしくて楽しくて仕方なかったんです」と喜び、高揚感に包まれていました。

ハロちゃんがやってきてから5日目。相原さんは仕事で初めて外出することになり、同居している家族に任せて家を後にしました。
その日のハロちゃんは、食欲はあまりなかったものの変わらず元気で、仕事中におもちゃを追いかけて遊ぶかわいらしい動画が家族から送られてきたほど。

しかし、ハロちゃんはこの動画を撮ってもらった直後に、倒れてけいれんを起こして亡くなってしまったといいます。相原さんは帰宅後にこの事実を知ることになり、しばらく呆然と立ち尽くし、涙があふれてハロちゃんに近付くことができなかったそうです。

ハロちゃんは新型コロナウイルスの感染拡大が始まって5カ月くらいたった頃に迎え、相原さんにとって「重苦しく不安な気持ちで毎日を過ごしていた中、ガラリと世界が変わったような、明るく強い光が差したような感覚」をもたらしてくれた存在でした。5日間という短い期間でしたが、相原さんとご家族を幸せな気持ちでいっぱいに満たしてくれたハロちゃん。相原さんはハロちゃんを想って大声をあげ、涙を流しました。

亡き愛犬と「そっくりなコ」を探して半年。ついに出会えたそのコは似て…いない!?

相原さんが「ハロに似てる!」と会いに行くきっかけとなった虹郎ちゃんの写真

ハロちゃんとのお別れ以来、相原さんは「ハロとそっくりなコ」を探すことに必死に。「もしも生まれ変わりがあるというのなら、絶対に見逃すまい!」という一心で、様々な情報に目を通しました。ハロちゃんと血のつながりのあるコを探そうともしたといいます。でも、なかなかうまくいかず。

半年以上経ったある日、朗報が届きます。知り合いから「ハロちゃんにそっくりなコが載っているよ」と、あるホームページを教えてもらったのです。見てみると確かに似ているコだったので、その日のうちに会いに行きました。
遠目から見たその子犬の姿に「ハロそっくり! 生まれ変わりかもしれない」と感極まって涙ぐんだという相原さん。ところが…。

子犬が振り向いた瞬間、「え! 全然似てない…」となぜか笑いと、申し訳ないと思う気持ちがこみ上げてきたといいます。
「特に個性豊かなミックス犬。瓜二つのコになどそうそう会えるわけもない」と落胆して帰宅しました。

それから約一カ月後、ふと相原さんの頭に例のコがよぎりました。
「おうち、決まったかな?」とホームページを覗くと、あのコだけが残っていたといいます。気になって再び会いにいき、前回は直視することもままならなかったそのコを今回は抱かせてもらいました。
「どこか寂しそうな目をして哀愁漂う雰囲気をまとっていながらも、手や顔をおとなしく優しくひたすらなめてくる人懐っこさも持ち合わせているコ。愛おしさ、性格のよさも感じた」といい、なんと、翌日も会いに行って迎えることを決めたのだそうです。

「あんなに『ハロとそっくりなコ』にこだわっていたのに…」と相原さん自身もびっくり。「正直、決定的な決め手があったわけではない」とはいうものの、「強いて言えばよそのコになってしまったら寂しいかも」と思い入れが芽生えていたことをうかがわせます。

「ハロはハロ、虹郎は虹郎」…どちらの愛犬も唯一無二の特別な存在に

ムキムキな筋肉質ボディと真っ白な歯が魅力の虹郎ちゃん

新しい犬を迎える上で、相原さんが一番心配していたのは「今後一生、ハロとこのコを重ねては比べてしまうのではないか」ということでした。しかし、「虹郎」と名付けたそのコをいざ迎え入れた後は、「無駄な心配」だったことがわかります。

「虹郎が来てくれたことで、ハロの思い出話が明るくできるようになり、家族の話題にのぼることも増えた」と相原さん。「『ハロはこうだったよね、虹郎はこうだね』、と自然とそれぞれの個性と存在を認めることができるようになりました」。

相原さんによると、虹郎ちゃんは「超ビビりでナマイキ、イタズラ好きのやんちゃ坊主」でありながら、「小さい子に優しかったり空気が読めたりするコ」。
相原さんに対しては、なでてもらったり抱っこされているのが大好きで、いつも相原さんの後をくっついていく「ママ命の甘えん坊」なのだとか。

「たまに抜けていて、いつも下の歯が出ていて。お上品な食べ方するところも、犬好きなのになかなか犬と仲良くなれないところも、内弁慶で慣れない場所では借りた猫のようになるところも…どこかひと味違う、おもしろかわいい、愛されチャーミングボーイです」と愛情いっぱいに語ります。

相原さんとの出会いのきっかけになったハロちゃんの写真

ところで、ハロちゃんと虹郎ちゃん、名前の雰囲気が洋風と和風でずいぶん違うように感じますが、どんな由来があるのでしょうか。実は2頭の名前にはつながりが…。

「ハロ」とは太陽の周りに現れる光のような輪のことで、明るく柔らかで爽やかな響きがハロちゃんのイメージにぴったりだと決めた名前。虹郎ちゃんの名前は、その光の輪の色「虹色」から一文字を取って決めたそうです。こんなに素敵なつながりがあったのですね。

いまや家族の中心的存在で、相原さんにとって絶対的理解者で味方だという虹郎ちゃん。
「ハロに出会わなければ、虹郎にも出会わなかったと思います」と、ハロちゃんがつないでくれた縁に感謝をしながら、相原さんは毎日「ずっと一緒にいようね。ハロの分まで長生きしようね」と虹郎ちゃんに伝えています。

写真提供・取材協力/相原 裕香さん(福島県)
Instagram(@nijiro.gram.11)
取材・文/賀来 比呂美

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