愛情は分け与えるものでなく、増えていくもの｜連載「こぐま犬てんすけ」vol.182

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愛情は分け与えるものじゃなくて…

こんにちは、スズメ天狗。です。

うちはてんすけ一頭だけ。
てんすけが可愛くてこの世の中で唯一の存在なのですが、
お友達わんこたちの中には多頭飼いのお家もいくつかあります。

多頭飼いのお家を見るたびに、ふと
「愛情を完全に平等に分けるのって難しいのでは…？」と
思っていました。

どの子ももちろん可愛がってるはず。
しかし、やっぱり少しは差が出てしまうこともあるのでは？と。

例えばうちの場合、今から他の子を受け入れても
てんすけが一番可愛いと思ってしまうかもしれません。
（器がちっちゃいのと、やはり思い入れが強いので…）

いちばん初めにお家に迎えた子が可愛くなってしまうのじゃないかなーと思って
失礼な質問と知りつつ、聞いてみたら…。

全く躊躇なく笑顔で
「フフ…知ってますか？愛情ってね…増えるんですよ。犬の数だけ。」
との答えが。

「愛情って増える。」

そんな素敵な答えが返ってくると思ってなくてびっくりしました。
そうなのか！増えるのか！！
まだまだ一頭にだけしか愛情を注いでいない私は未熟者でした…。

そこのお家の子たちはもともと保護犬だったのですが、
本当にどの子も分け隔てなく愛されていてみんな仲良し。結束も硬い。
ちゃんと愛情をもらってるからですね。

人間ってどこまでも愛情深くなることができるんだな…。

うちは犬を増やす予定はないため、てんすけに一点集中ですが
このぐらいの心持ちで愛情を注いで行かねばと思います。