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緊張気味だったコが、抱っこした瞬間に笑顔に! 「保護子犬と家族になった日」のエピソードにグッとくる
撮影当時のつるちゃんは生後2カ月ほど。飼い主さんの娘さんに抱っこされて、可愛らしい笑顔を見せている様子がとても印象的です。
撮影当時のことを飼い主さんに聞くと、飼い主さんご家族にとって忘れられない瞬間だったと振り返ります。
「娘に抱っこされると、緊張気味だったつるの顔がニコニコになりました。我が家では保護犬や中型犬を迎えるのが初めてということもあり不安もありましたが、不安が吹き飛んだ瞬間でした。
また、不思議な話なのですが、数年前に娘が『立ち耳で薄茶色の犬をいつか飼う』と話していたことがあったんです。当時はまさか本当にそうなるとは思っていなかったので、とても驚きました」
いぬのきもちWEB MAGAZINEは、飼い主さんに詳しいお話を聞きました。
つるちゃんとの出会い
しかし、「やっぱりもう一度犬と暮らしたい」と次第に気持ちに変化が。先代を看取って半年ほどたった頃に、「保護犬を迎えよう」という話が家族の中で出るようになったといいます。
お子さんたちの「女のコがいい」という希望を取り入れて保護犬の里親募集サイトを覗いていたところ、目に飛び込んできたのがつるちゃんの写真だったそうです。
「つるにはすでに応募が10数件入っていたようで、私たちは諦め半分でしたが、保護主さんから連絡をいただき、ご縁があって家族に迎えることになったんです」
甘噛みで悩んだ時期も…。飼い主側の意識を変えると、つるちゃんにも変化が
つるちゃんは人のマネをすることが好きな様子で、よく飼い主さんの動作を真似するかのようなしぐさもしていたそうです。
「つるの場合ですが、甘噛み対策として手足にパペットをはめて遊ぶようにしたら解決したんです。
また、吠えたり噛んだりしたら叱るのではなくて、吠えずに済むように、噛まずに済むように、接し方や環境を整えるように心がけました。そのことをみんなで意識していたからか、つるは成犬になった今はすごく穏やかになりましたね」
ビビりというよりは、「思慮深いコ」
近所の住宅街を散歩する際は、通行人が完全に通り過ぎるまで立ち止まってじーっと観察するため、一向に進めないこともしばしばあるのだとか。
そんなつるちゃんのことを、飼い主さんだけでなくご近所さんも温かく見守ってくれているそうです。
「保護主さんからは『ビビり』と紹介されましたが、私はつるのことを見ていると、ビビりというよりは『思慮深いコ』だと思っています。
警戒するのには理由があって、それをわかってあげるのが飼い主の務めだと思って接しています」
飼い主さんは、そのようなギャップもつるちゃんの魅力だと感じているようです。
つるちゃんへの思い
「我が家の犬猫は、『チヨ』『たみ』『とらじ』『テツ子』と、みんな『た行』から始まる名前をつけています。つるは『鶴は千年』が由来で、元気に長生きしてほしいという願いを込めて『つる』と名づけました。
つるにはとにかく健康で楽しく、嫌なことがない毎日を過ごしてくれたらいいなと思っています」
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