犬が好き
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おじいちゃんのそばで「おやつ待ち」をする元保護犬 初めの頃は想像できなかった「ふたりの距離感」にグッとくる
めるちゃんの表情は見えませんが、この後ろ姿を見ていると、目をキラキラさせながら待っていることが想像できますね!
めるちゃんとおじいちゃんは、どのようにして絆を深めていったのか——飼い主さんにお話を聞きました。
楽しいことを少しずつ積み重ねていった
しかし、おじいちゃんと一緒に過ごすなかで、めるちゃんの様子に変化が見られたといいます。
「めるにとって父は怖い対象ではありましたが、おやつをくれたり、実家の愛犬とともに散歩に連れて行ってくれる『楽しい時間を過ごせる相手』という認識を持っている様子でもありました。
2、3カ月に一度程度の帰省のなかで楽しいことを積み重ね、めると父は少しずつ少しずつ距離を縮めていったんです」
めるちゃんは「おじいちゃんが来ると必ずおやつをもらえる」ことを覚えていたといい、ソワソワした様子でおじいちゃんの近くをずっとウロウロしていたのだとか。
そんなめるちゃんを見ていて、飼い主さんはこんなことを思ったそうです。
「正直なところ、『なんて現金なやつだ』と思いました(笑) でも、自ら人のそばへ行くようになったことや、人の手から食べるようになったことなど、めるの変化を見ていて『野犬育ちの伸びしろはスゴいな』とも思いました」
ほかにも、めるちゃんの成長を実感した出来事が
たとえば、以前のめるちゃんであれば散歩中に初対面の人に会うと、極端に逃げ惑っていたそう。それが今では、散歩中に会った人の手をなめることもあるのだとか。
「一昨年に娘が産まれたのですが、めるは最初の頃は娘が泣いたりする声に逃げたり、娘がよく動くようになってからは怖くて逃げていました。
しかし最近では、大きな声を出しながら物をもって近づく娘にもビビることなく、平気で横になっています。“姉”の貫禄が出てきたような感じです。
娘の手からもおやつを食べるようになり、娘の『めるーおいでー』でも近くに来るようになりました」
めるちゃんへの思い
そんなめるちゃんへの思いを、飼い主さんに聞きました。
「娘の新生児期のことですが、泣き止まない娘相手に私も泣いてしまっていたことがありました。そんなときに、いつも娘の声にビビって近くに来ないめるが近くに来てくれて、すごく救われる思いをしたことがあったんです。めるの優しさを改めて感じました。
めるは我が家のアイドルであり、私たち家族の“癒しスポット”ですね」
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