犬が好き
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沖縄出身の元保護犬があたたかい居場所を見つけて、嬉しい変化が見られた
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、めるちゃんとの出会いや今の暮らしについて、飼い主さんに2回に分けて(2019年7月/2021年2月に取材)お話を伺いました。
保護犬サイトを見て、めるちゃんに惹かれた
以前から保護犬の存在を知っていて関心があったというご夫婦は、保護犬サイトを見ていたときに、めるちゃんと出会いました。
飼い主さん:
「めるを見つけて、強く惹かれました。保護している方に連絡をとり、トライアル期間を経て家族になることができました。そして、私たち夫婦でいろんな名前を20案程も出し合って……その中で『める』という名前が出たときに、ふたりともピンときたんです!」
臆病な性格だけれど、お散歩になると別犬のように!
飼い主さん:
「めるは、友人が自宅に遊びに来るとお漏らしをするくらいビビリなのですが、散歩の時間になると、スイッチが入って別犬のようになります」
「最近は甘えん坊になり、家の中でパパの後ろをついて歩いたり、お風呂場の前で待ち伏せすることも。夜中はめるの時間で、好きなおもちゃやぬいぐるみで遊んでいるようです」
めるちゃんは少しずつ、素の部分を出せるようになってきたようです。
迎え入れて1カ月が経った頃、忘れもしないある出来事が…
飼い主さん:
「散歩中、自転車に驚いてしまっためるは、パパの手からリードが離れて迷子に…。すぐにInstagramなどのSNSや、張り紙などで情報を集いました。
そして、めるがいなくなって3日目の午後、近くのお寺から電話が来て無事に保護することができました。当時は生きた心地がしませんでした。いろいろな方の協力があり、今の私たちがあるのだと、本当に感謝しきれない思いでいっぱいです。
今でもInstagramなどで、迷い犬の投稿がたくさんあります。張り紙でもたくさん見かけます。みなさんにはぜひ、二重リードを標準化してほしいです。あんなに悲しい思いはしてほしくありません」
めるちゃんとの楽しい思い出をたくさん作っていきたい
飼い主さん:
「パパはめるとの散歩で健康な体を保ち、少しずつ痩せてきています(笑) めるがいると、散歩先や旅行先で『可愛いね』と声をかけられることもあり、コミュニティが広がり、最近では近所のおじいちゃんとも仲良しになりましたね」
飼い主さん:
「めるは大切な家族。子どものいない私たち夫婦にとって、子どものような存在です。めるにとっての幸せが、私たち夫婦にとっての幸せと同じであることを願ってます」
【めるちゃんのその後に迫る】前回の取材から約1年半が経過した今、どんな日常を送っているのかを聞いた
めるちゃんの成長を感じる出来事が
飼い主さん:
「寝る時間になるとベッドにきて一緒に寝るようになったり、リビングでも寝姿を見せてくれるようになりました。ときには寝息をたてて寝ていて、『本当に安心してくれているんだなぁ』と感じます。朝は『散歩行くよ!』といった感じで、前足でバシバシ叩かれて起こされます」
飼い主さん:
「いまだに男性や子どもは苦手なのですが、おやつほしさに子どもにオテをすることもあり、めるの成長を感じました。散歩中も犬連れの人に会うと興味を示し、飼い主さんの手をペロッと舐めることもあります」
飼い主さん:
「めると過ごす日々は毎日がとても幸せです。めるも日々成長していて、甘えてきたり、『ぐぅぅ〜』と不満を伝えてきたり…。めるのちょっとした行動に笑わせてもらったり、可愛い姿にほっこりさせてもらっています」
取材・文・構成/雨宮カイ
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