愛犬の子犬の頃の写真を見返していると、「こんな時期もあったな」と感慨深い気持ちになることもあるのではないでしょうか。
つぶらな瞳で真っ直ぐに見つめているのは、Twitterユーザー
@elmoelmodogさんの愛犬・エルモちゃん(取材当時6才)。
この写真のエルモちゃんはまだ生後22日で、飼い主さんが初めて会いに行ったときにカメラにおさめたものだといいます。飼い主さんが「ふわふわモチモチになる宿命を既に背負っていた」と話すほどの愛くるしさです。
このときのエルモちゃんについて、飼い主さんは「アンヨの太さやマズルの丸っこさ、BIGコーギーの素質も出来上がってた」と、Twitterの投稿で綴っています。
飼い主さんはエルモちゃんとどのように出会ったのでしょうか。エルモちゃんの6年前から現在までをたどります。
最初から「BIGになる」と予想されていた
エルモちゃんは5兄妹。そのなかでもエルモちゃんは骨格がしっかりしており、体が一番大きかったのだとか。
飼い主さんはエルモちゃんに会う前まで、お迎えをすると決めていたわけではなかったそうですが、会ってみて心が動いたといいます。
飼い主さん:
「実際にエルモに会ったら、お迎えを即決してしまいました。会いに行った当日に、お迎えするお返事をした記憶があります。
ブリーダーさんからは『15kgはいくと思うよー』と聞いており、最初から大きくなることが予想されていました。“BIGコーギー”を育てることが楽しみになっていましたね」
実際、生後56日の時点で体重は4kgを超えていたというエルモちゃん。順調に大きく育っていったようです。
子犬の頃は「破壊王」だったけれど、1才を過ぎてから変化が
いざエルモちゃんを家族にお迎えし一緒に暮らし始めると、可愛らしくふわふわな容姿とは裏腹に、「破壊王」の一面が見られたといいます。家具を壊してしまったり、おもちゃやベッドなども30分ほどで破壊してしまうやんちゃっぷりだったそうです。
そんなエルモちゃんでしたが、「1才になった途端、悟りを開いたかのようにいいコになった」のだとか。無駄吠えをするようなこともほぼなくなり、いまではすっかり「穏やかの塊のような性格になった」とのこと。
たとえば、小さな子どもにかまわれても吠えたりせず、そのあとも仲良く一緒に遊ぶことができるほど優しいコに成長したそうです。
6才の現在、エルモちゃんの姿がこちら!
そんなエルモちゃんは、現在6才に。立派な体格で、飼い主さんが“宿命”と言っていたように「ふわふわモチモチ感」が魅力のコになっていました。
このルックスには、飼い主さんも「足の長さより、お顔の方が大きいって可愛すぎ」と愛をもってつぶやくほどです。
そんなエルモちゃんですが「策士な一面」があるといい、日常ではこんなエピソードも。
飼い主さん:
「基本的にはいつもニコニコしているんですが、策士だなと思う一面もあって。
たとえば、ほかのコたちもいるなかでオヤツをもらうとき、欲しくてウロウロするコや吠えるコ、ジャンプするコ、前足でちょいちょいっとするコがいるなかで、エルモはセンターポジションを陣取ってただただニコニコしてるんです。
結果的には、『いいコにしてると一番もらえる』ってわかってるんですよね(笑)」
心優しいエルモちゃん 飼い主さんと「シンクロ」することも
飼い主さんの愛情を受けて、エルモちゃんは健やかに成長していきました。エルモちゃんは飼い主さんのことをよく見ているようで、飼い主さんの変化にも敏感に察知する繊細な心の持ち主でもあるのだとか。
たとえば、飼い主さんが仕事で忙しくして疲れてくると、代わりにエルモちゃんが体調を崩してしまうほど、飼い主さんとシンクロすることがあるのだそうです。
繊細で心優しいエルモちゃん。今日もふわふわモチモチの体で飼い主さんを癒しながら、愛らしいニコニコ笑顔で寄り添っていることでしょうね。
写真提供・取材協力/Twitter(
@elmoelmodog)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/山吹彩野