家事を始めようとする飼い主に“あご乗せ”をする元保護犬　あざとすぎる阻止に「こんなふうにされたら心が折れる」

愛犬のあざとすぎる行動にキュンとしちゃう…！

飼い主さんの膝の上にあご乗せをする栗太郎くん — @suzuki_kuritaro

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@suzuki_kuritaroさんが「多分意図的に、掃除をしたい私の心を折りにかかっている犬(そして折れた)」と投稿していた、こちらの動画。そこには、飼い主さんの膝の上にちょこんとあご乗せをしながら、じーっと見つめる愛犬・栗太郎くん（撮影時、推定6才／柴犬）の姿が映っています。

撮影当時は、飼い主さんが仕事から帰ってきたときのことでした。飼い主さんによれば、「栗太郎と遊ぶ→少しソファで休む→家事に取りかかる」というのが毎日のルーティンだといい、普段の栗太郎くんはひとしきり遊ぶと満足して、ごはんの時間までおとなしく寝ているのだとか。

しかし、この日はもっとかまってもらいたかったようで、栗太郎くんはソファから立ち上がろうとする飼い主さんの姿を見るや否や、「そうはさせん！」と言わんばかりに膝の上にあご乗せをして阻止してきたそうです。

飼い主さんは栗太郎くんの行動を見て、こんなことを思ったといいます。

飼い主さん：
「『そろそろ家事を始めるか』と立ち上がろうとした瞬間にあごを乗せてきたので、『私のことをよく見てるな』と感心したのと、『こうされたら100%かまってもらえる、とわかっているのがあざとくて可愛いな』と思いました（笑）

単純にもっとかまってほしかっただけだとは思いますが、この日は帰りが遅くてほとんど休まずに家事に取りかかろうとしたので、『もっと休んだら？』って栗太郎なりに気遣ってくれたんだとしたら、その優しさに泣きます（たぶんそんなことは微塵も思ってなさそうですが…）」

投稿には「こんなふうにされたら掃除したい心が折れる」などの共感のコメントが寄せられたといい、飼い主さんは「『やっぱりそうだよね！』って安心しました（笑）」と話しています。

保護犬だった栗太郎くんへ、あらためての思い

フレンドリーな性格の栗太郎くん。初対面の犬に対してもすぐに「遊ぼう」と誘えるタイプだそうで、気の合うコとはすぐに仲良くなれる反面、飼い主さんによれば「おとなしいタイプのコにはドン引かれることも多いです（笑）」とのこと。

人に対してはとにかく愛想が良いようで、自分のことを好きそうな人を見つけては自ら進んでなでてもらいに行くという、愛嬌たっぷりなコなのだとか。そんな栗太郎くんのおかけで、散歩中に顔見知りになった人がたくさんいるといいます。

詳しい生い立ちがわからない元保護犬の栗太郎くんを、ご縁があって家に迎えた飼い主さん家族。一緒に過ごして3年が経過する今、飼い主さんはどのようなことを思うのでしょうか。

飼い主さん：
「みなさんに可愛がっていただいている栗太郎の姿を見ると、嬉しいと同時に『なんで栗太郎みたいないいコが保護犬だったんだろう』と、少し複雑な気持ちになるときもあります。

我が家に来る前の栗太郎がどのように過ごしてきたのかはわかりませんが、二度と栗太郎が不安な思いをしないよう、目一杯の愛情を注いで、安心して第二の犬生を満喫してほしいと思っています」

多分意図的に、掃除をしたい私の心を折りにかかっている犬
(そして折れた) pic.twitter.com/UMaxzoBzMg
— すずき栗太郎🌰 (@suzuki_kuritaro) November 18, 2023

「栗太郎には、安心して第二の犬生を満喫してほしいと思っています」と話すのは、Twitterユーザーの@suzuki_kuritaroさん。約1年半前に出会った愛犬・栗太郎くん（♂／柴犬／推定4才）は、保護犬でした。栗太郎くんは現在何才で、出会う前はどのように過ごしていたのか——飼い主さんご夫婦は、栗太郎くんの生い立ちを知らないといいます。出会ってから現在までの日々について、飼い主さんに話を聞きました。

写真提供・取材協力／@suzuki_kuritaroさん／X（旧Twitter）
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文／雨宮カイ