犬が好き
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柴犬あるある、ラップの芯が絶好の遊び道具になるとこ|連載「ここ掘れここ柴」vol.279
今週の「柴犬のここが好き」
「捨てやすいように小さくしてあげるね。」
噛みちぎったあとは、首を振って飛ばしがち。
ラップの芯が出ると、なぜか柴犬さんが期待している気がして、ついつい捨てずに取っておいてしまいませんか。
折を見てその芯をあげると、見事にクルクルとめくってくれたりして。
芯はお手てでしっかり抑えます。
端っこの少し捲れているとことろ(きっかけになるとこと)をしっかり噛みます。
葉にクッと力を入れて、あごをグイーッと上に上げると・・・。
ぺり〜っと芯がめくれていくのです。
コツを掴んでお手のもの。
まるで『ラップの芯めくり職犬』とてでも言わんばかりに淡々と作業を進めます。
「へい、次の芯はまだかい?いくらでも持ってきな」みたいな。
めくれて薄くなった芯は簡単にちぎることができます。
首を振ってブチっとちぎったと思ったら、ぶんんっ!!!ちぎれた端っこがえらい所へ飛んでいきます。
右へ左へぶんぶんぶんぶん!
柴犬さんを中心に四方に散らばる芯の残骸。
当然それを集めてゴミ箱に捨ててくれるわけはなく、散らかし放題で去っていくのですが。
その自分の"仕事"だけする感じがまたいいのです。
ご苦労様です!これからもよろしくお願いします!
今週のおまけ
ラップの芯をくるくるめくるところはまだ収められていないので、とある日のこよみさんを。
何やら真剣な表情でこちらを見ているこよみさん。
足元にある何かを守っているかのような、強い意志を感じる眼差しでした。
一体何を・・・?
はっ!!酢豚!?
こよみさんが大事そうに足の間に挟んでいたのは「酢豚」の箱でした。
こよみさんの真剣な表情と対照的なその内容になんとも言えない面白さを感じました。
こんなに真剣に、明確な意志を持って、足に力を入れて、カッ!とこちらを睨みつけて、そうまでして守っているのが酢豚の箱!?
かわいい。
こよみさんにとってはお母さんにもらった大切な箱です。
これからきっかけを見つけてちぎちぎして、ぶんぶん投げ飛ばす楽しみ。
絶対に守らなければ。
ちぎちぎの残骸になるまではこれは大切な宝物なんだ。
こよみさんの中にあるであろう物語を想像して、愛おしさに感情が爆発しそうになるのです。
いつも素敵な物語を紡いでくれて本当にありがとう。
作者紹介:ここ柴
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